【語ってくれた人】熊谷義彦(くまがい よしひこ)さん/1984年入社。四輪車両実験部や開発推進部を経て、2010年2月に四輪製品・技術企画部に配属。現職となったのは2011年4月のことで、今回「スペーシア」のチーフエンジニアとして開発を指揮した。

スズキ・スペーシア【開発者インタビュー】

私、女性の味方です 2013.03.28 試乗記 <開発者インタビュー>
熊谷義彦さん
スズキ株式会社
四輪技術本部
第一カーライン長

ダイハツ、ホンダのライバルと伍(ご)して戦うべく、スズキがハイトワゴン市場に送り込んだ新型「スペーシア」。主婦のため、子育て家族のために造り込まれたというこのクルマのキモを、チーフエンジニアに聞いた。

2つも必要ですか?

激戦が繰り広げられる軽ハイトワゴンのジャンルの中で、「スズキ・スペーシア」が優位に立つポイントはたくさんある。クラストップの低燃費、室内長、そしてワンアクションで開閉できる電動スライドドアなどだ。いずれも有効な武器だが、このクルマの売れ行きに貢献するのは、もっと細かい要素かもしれない。それは、いわゆる“クルマ好き”には見えない種類のものだ。

――ボックスティッシュの収納が工夫されていて、便利ですね。グローブボックスの上から直接取り出せるというのは重宝です。でも、天井にもうひとつありますね。2つも必要なんですか?
クルマに子供を乗せていると、ティッシュとタオルはとても重要なんですよ。いくらあっても困りません。

――そうなんですか。よくそんな細かいことに気付きましたね。
男の発想では、こうはなりませんでしたよ。ティッシュのことなんて、考えませんからね。お母さんたちの意見を聞いて、このクルマに何が必要とされているかを考えていったんです。

車内の広さが一目で伝わるよう気を配ったというスタイリング。四角いボディーの中には、子育て家族のための工夫とアイデアが満載されている。
スズキ・スペーシア【開発者インタビュー】
張り出しを抑えた形状のインパネ。広々とした視界や左右ウォークスルーのしやすさ、クラストップの室内長などに貢献する。(写真=webCG)
スズキ・スペーシア【開発者インタビュー】

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