【スペック】全長×全幅×全高=4710×1785×1495mm/ホイールベース=2700mm/車重=1640kg/駆動方式=FF/2.4リッター直4DOHC16バルブ(150ps/6000rpm、19.1kgm/4400rpm)+交流同期電動機(143ps、27.5kgm)/燃費=20.6km/リッター(JC08モード)/価格=552万円(テスト車=586万2300円)

レクサスHS250h“バージョンL”(FF/CVT)【試乗記】

次の一歩が見てみたい 2013.03.24 試乗記 レクサスHS250h“バージョンL”(FF/CVT)
……586万2300円

マイナーチェンジが施された「レクサスHS250h」に試乗。デビューから3年半を経た“ハイブリッド・セダン”は、どのように進化したのか? その価値についても考えた。

他車にはない華がある

「レクサスHS250h」が、クルマ好きが熱狂するタイプのクルマでないことは、皆さんご存じの通り。「急(せ)き立てられるような熱いクルマは好きではない」、もしくは「卒業した」、あるいは「熱いクルマを別に持っている」という人を対象にしたのがHSだ、多分。
車名のHSはハーモニアス・セダンの略。ちなみに、「IS」はインテリジェント・スポーツの、「GS」はグランドツーリング・セダンの、「CT」はクリエイティブ・ツーリングの、「RX」はラディアント(輝く)・クロスオーバーの略だそう。「LS」は何の略か見つけられなかったが、レクサスのセダンということだろう。

HSは、2009年の発売以来3年半がたった今年の初めに、マイナーチェンジした。主眼はスピンドルグリルのレクサス顔を得たことだ。これで、レクサス顔をもたないのはISのみということになった。次期ISの姿はもう明らかになっていて、大きなスピンドルグリルが備わるようだから、間もなくスピンドル勢ぞろいということになる。

唐突だが、HSのインテリアで気に入った部分がふたつある。ひとつは「バージョンL」だと選べるバンブー素材。ステアリングホイールやセンターコンソール、ドアにあるパワーウィンドウのスイッチ周辺に竹を曲げたパーツを選ぶことができる。特に機能的に優れているというわけではないけれど、触感がいいし、見た目もきれいで、ほかで見ない。何より日本的だ。バンブーとオフホワイトのレザーシートの組み合わせによって、高価格だが高圧的ではない、健康的なインテリアに仕上がっている。

もうひとつもレクサスのオリジナルであるリモートタッチ。カーナビ、オーディオ、エアコンなどを操作する際のインターフェイスだ。モニター画面のカーソルを動かして操作するのがPC的であり、直感的操作を可能とする。ドイツ車のダイヤル式もよいが、それらをまねるのを避けながら、機能的なものをよくぞこしらえたという感じだ。

大幅な“テコ入れ”の目玉は、フロントデザインの変更。アッパーグリルとロワグリルをつなげた「スピンドルグリル」やL字型のLEDフォグランプが、これまでにない個性を主張する。
大幅な“テコ入れ”の目玉は、フロントデザインの変更。アッパーグリルとロワグリルをつなげた「スピンドルグリル」やL字型のLEDフォグランプが、これまでにない個性を主張する。
インテリアデザインは変わらないものの、新たにバンブー(竹)のステアリングホイールなどが選べるようになった。
インテリアデザインは変わらないものの、新たにバンブー(竹)のステアリングホイールなどが選べるようになった。
マウスのようなノブを使って、カーナビやオーディオを操作できる「リモートタッチ」。SUVの「RX」で初採用されたこのデバイスは、いまや「HS」を含むレクサス車特有の装備となっている。
マウスのようなノブを使って、カーナビやオーディオを操作できる「リモートタッチ」。SUVの「RX」で初採用されたこのデバイスは、いまや「HS」を含むレクサス車特有の装備となっている。
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