【スペック】スズキ・スペーシア X:全長×全幅×全高=3395×1475×1735mm/ホイールベース=2425mm/車重=850kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブ(52ps/6000rpm、6.4kgm/4000rpm)/燃費=29.0km/リッター(JC08モード)/価格=132万3000円(テスト車=149万1000円/スマートフォン連携ナビゲーション=7万3500円/ディスチャージヘッドランプ=5万2500円/ホワイト2トーンルーフ=4万2000円)

スズキ・スペーシア X(FF/CVT)/スペーシア T(FF/CVT)【試乗記】

すべては子育てママのため 2013.03.21 試乗記 スズキ・スペーシア X(FF/CVT)/スペーシア T(FF/CVT)
……149万1000円/154万3500円

アドバンテージは「燃費」と「広さ」と「扱いやすさ」。スズキの新型軽乗用車「スペーシア」は、軽ハイトワゴンの本質でライバルに勝負を挑む。

過去2年半の仁義なき戦い

この2年半を振り返ってみる。仁義なき戦いに火をつけたのは、「ダイハツ・ミラ イース」だった。2011年9月、30.0km/リッターの数字を掲げて登場し、ハイブリッドが席巻していたエコカーのジャンルに殴りこみをかけた。翌年2月、スズキが反撃を開始する。香里奈が“ハロー、30.2”と軽やかに呼びかけながら「アルト エコ」を紹介し、0.2のアドバンテージをアピールしたのだ。同年9月、「ワゴンR」が28.8km/リッターを打ち出してトールワゴンにまで戦線を拡大した。ダイハツは、「ムーヴ」のマイナーチェンジで対抗する。お返しに0.2を上乗せした29.0km/リッターという数字を見せつけた。

そして、この3月。スズキはさらに大きなサイズのハイトワゴンのジャンルで「スペーシア」を発表し、同じ29.0km/リッターを実現してみせた。ライバルたる「ダイハツ・タント」は、今のところ25.0km/リッターである。スズキは同時にアルト エコの燃費を33.0km/リッターまで伸ばし、ガソリン車ナンバーワンの称号を手にした。

めまぐるしい攻防の結果、コンペティションのレベルは3年前からすると別次元になっている。20.0km/リッターを超えれば低燃費と言われていたのどかな時代は、すでに過去のことなのだ。そして、燃費がいいのは前提にすぎない。ハイトワゴンの競争力を左右するのは、何よりも広さと使い勝手である。スペーシアが訴求するのも当然そこだ。

ボディーカラーは、単色7色に4種類のホワイト2トーンルーフ仕様を合わせた全11色。2トーンルーフ仕様は、下位グレードの「G」では選ぶことができない。
ボディーカラーは、単色7色に4種類のホワイト2トーンルーフ仕様を合わせた全11色。2トーンルーフ仕様は、下位グレードの「G」では選ぶことができない。
細身のタイミングチェーンや薄型軽量ラジエーターの採用などにより、さらに燃費が向上した「R06A」型エンジン。自然吸気・FF車の29.0km/リッター(JC08モード)という燃費は、軽ハイトワゴンでナンバーワンなのはもちろん、より軽量コンパクトな「ワゴンR」や「ダイハツ・ムーヴ」にも比肩する。
細身のタイミングチェーンや薄型軽量ラジエーターの採用などにより、さらに燃費が向上した「R06A」型エンジン。自然吸気・FF車の29.0km/リッター(JC08モード)という燃費は、軽ハイトワゴンでナンバーワンなのはもちろん、より軽量コンパクトな「ワゴンR」や「ダイハツ・ムーヴ」にも比肩する。
ボディーの大幅な軽量化に加え、回生ブレーキシステムの「エネチャージ」や、蓄冷材を使って室温上昇を抑える「エコクール」など、「スズキグリーンテクノロジー」と総称される低燃費技術をすべて採用。上の写真は、助手席の下に備えられたエネチャージ用のリチウムイオンバッテリーだ。
ボディーの大幅な軽量化に加え、回生ブレーキシステムの「エネチャージ」や、蓄冷材を使って室温上昇を抑える「エコクール」など、「スズキグリーンテクノロジー」と総称される低燃費技術をすべて採用。上の写真は、助手席の下に備えられたエネチャージ用のリチウムイオンバッテリーだ。

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