【スペック】全長×全幅×全高=4670×1895×1370mm/ホイールベース=2780mm/車重=1720kg/駆動方式=4WD/3.8リッターV6DOHC24バルブターボ(550ps/6400rpm、64.5kgm/3200-5800rpm)/燃費=8.7km/リッター(JC08モード)/価格=875万7000円(テスト車=1186万9200円/For TRACK PACK<専用サスペンション付き>+ドライカーボン製リアスポイラー+チタン合金製マフラー=307万200円/特別塗装色<オーロラフレアブルーパール>=4万2000円)

日産GT-R Pure edition(4WD/6AT)【試乗記】

速さの進化は止まらない 2013.03.18 試乗記 日産GT-R Pure edition(4WD/6AT)
……1186万9200円

さらにトガッた「日産GT-R」。エンジンのキレが増した2013年モデルは、ニュルの周回タイムをさらに縮めたという。では、ロードカーとして肝心な日常性能はどうか。ショートツーリングに出た。

真の実力は7分18秒6!?

「日産GT-R」2013年モデルがたたき出したニュルブルクリンクのラップタイムは、7分19秒1。2007年の初挑戦では7分38秒54だったから、その6年間の進化たるや、恐るべし! そういえば、翌08年は7分29秒3の市販車最速タイムを記録して、シュトゥットガルトの自動車メーカー(ポルシェのことです)を本気にさせたっけ。「ホントに市販車と同じ仕様なのか? タイムアタックスペシャル(!?)なんじゃないか?」。そんなクレームが付いたと記憶している。

「タイヤも、サスペンションも、すべて標準。つまり、あなたのGT-Rと同じ仕様で走る。」

そんな小見出しが躍るGT-Rの最新カタログを読んでいて、笑ってしまった。「2013年モデルは7分19秒1を記録した」のフレーズに続いて、「前走車による0.5秒のタイムロスがあったため、真の実力は7分18秒6と言える」と書かれていたからだ。
反射的に、「予選に失敗したドライバーの言い訳みたいだ」と思った。草レースに没頭していたころの自分の体験と重ね合わせて。

「なんとまあ、失礼な感想を……」と自分にあきれながら、でも、なんだかうれしくなった。世界でも指折りの自動車メーカーの開発陣、そのテストチームが、本気で「チクショー!」と残念がっているのが伝わってくるではないか。一流のレーシングチーム、レーシングドライバーは、冷静に課題に対処しながらも、メンタルの根っこでは、「オレ(たち)が一番速い」「アイツには絶対負けない!」という原初の意気を保持しているという。デビュー以来、しつこくニュルに挑み続けているGT-R。まだまだ速くなりそうだ。

2013年モデルの特徴は、エンジンの高回転域の伸びがよくなったこと。また、ロールセンターが下げられ、路面に吸い付くようなコーナリングを手にしたとうたわれる。
2013年モデルの特徴は、エンジンの高回転域の伸びがよくなったこと。また、ロールセンターが下げられ、路面に吸い付くようなコーナリングを手にしたとうたわれる。
試乗車はサーキット走行を考慮したパッケージオプション「For TRACK PACK」装着車。センターパネルがカーボンになり、がぜんスパルタンな雰囲気に。
試乗車はサーキット走行を考慮したパッケージオプション「For TRACK PACK」装着車。センターパネルがカーボンになり、がぜんスパルタンな雰囲気に。
シートは「For TRACK PACK」専用品。表皮はファブリックと本革のコンビネーション。
シートは「For TRACK PACK」専用品。表皮はファブリックと本革のコンビネーション。

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