イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】

2013.03.06 自動車ニュース
「ランボルギーニ・ヴェネーノ」
イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】

【ジュネーブショー2013】イタリア勢がスーパースポーツを大量出展

「ラ フェラーリ」の発表で会場の話題をさらったフェラーリのほかにも、イタリア勢からは注目のスーパーカーやスポーツモデルが数多く登場した。会場を華やかに盛り上げた注目車種を、一挙紹介しよう。

■ランボルギーニの創業50周年を祝うスペシャルモデルが登場

ランボルギーニは、50周年を自ら祝うどでかいサプライズ、「ヴェネーノ」(もちろん闘牛に由来するが、スペイン語で「毒」の意味も)をアンベール。「ラ フェラーリ」と並んで、その周囲からは終日メディアの人だかりが絶えなかった。
確かにウワサにはなっていた。「アヴェンタドール」ベースのミドシップカー、ロードカー、限定車、そして新デザインコンセプト、が伝わっていたキーワードだったが、まさかここまで“思い切った作品”になるとは……。「これまでのランボルギーニとは全く違うアプローチで、新たな提案をした」とデザイナーは語ったが、「ミウラ」時代における「クンタッチ(カウンタック)」登場の再来を狙ったか。
限定3台(+展示車両=テストカー)の750psスーパーカー、300万ユーロ(約3億6500万円)というプライスタグは、もはやスーパーカー村への「ふるさと納税」。「マクラーレンP1」やラ フェラーリがF1由来の空力オバケなら、こちらは“スーパーカーロボ”を極めた、という感じだ。変身しそうである。

「マセラティ・クアトロポルテ V6 Q4」
イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】
「マセラティ・グラントゥーリズモ MCストラダーレ」
イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】

一方で、「フェラーリの隣」というブースの位置が最も気の毒だったマセラティ。なにせ、終日人が押し寄せる脇では、人がそれなりに入っていても寂しくみえてしまう。とはいえ、「グラントゥーリズモ MCストラダーレ」の4シーター仕様をワールドプレミアしたほか、新型「クアトロポルテ」の「V6 Q4」を欧州初公開するなど、見逃してはいけないモデルが並んだ。マセラティが主役を張るのは、どこか次の欧州モーターショーか?

「アルファ・ロメオ4C」の生産は年間3000台。こちらの白いクルマはローンチエディション。
イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】

イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】
「パガーニ・ウアイラ」
イタリア勢がスーパースポーツを大量出展【ジュネーブショー2013】

■アルファ・ロメオは「4C」の市販モデルを披露

こちらも“弟分”のフェラーリにすっかり話題をかっさらわれた感のあるアルファ・ロメオ。こうも豪華絢爛(けんらん)なショーでなければ、間違いなく主役中の主役であったと思う。というのも、「4C(クアトロ・チ)」がワールドプレミアされたからだ。ブースには、赤系、マットホワイト系、グレー系の3台が並んだ。
全長4m切りのコンパクトボディー、ミドには240psの1750ユニットを積み、パワーウエイトレシオは4kg/ps以下。ということは……。そう、重量1トン切り確実、というわけだ。超“ドライ”なイタリアンスペックだとしても、魅力的な重量数値になることは間違いないだろう。
注目のカーボンファイバー・モノコックボディーは、なんと手間のかかるプリプレグ式。1000万円を切る“量販”スポーツカーに採用されるのは、これが事実上初めて。

ワンオフモデルの展示が期待されたパガーニは、残念ながら「ウアイラ」2台の展示にとどまった。いわく、「フェラーリやランボルギーニなど、話題が多過ぎるから」。なるほど。
それでも、ブルーとレッドのウアイラは人目を引いていた。そもそも、レーシングカーとラグジュアリーカーを徹底的に融合させるという発想は、パガーニが確立したもの。それだけに、「高価なスーパーカー戦争」では負けない! という意地も垣間見た。もうすぐ日本へ正規上陸。

(文と写真=西川淳)

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