【スペック】全長×全幅×全高=4806×1944×1393mm/ホイールベース=2746mm/車重=2495kg/駆動方式=4WD/6リッターW12DOHC48バルブターボ(625ps/6000rpm、81.6kgm/2000rpm)/燃費=6.7km/リッター(EUドライブサイクル・混合)(海外仕様車)

ベントレー・コンチネンタルGTスピード コンバーチブル(4WD/8AT)【海外試乗記】

欲張りなベントレー 2013.03.08 試乗記 ベントレー・コンチネンタルGTスピード コンバーチブル(4WD/8AT)


「ベントレー・コンチネンタルGT」のオープンバージョンに、625psを発生するハイパワーモデル「スピード」が登場。その走りや乗り心地を、アメリカの道で試した。

満を持してのオープン「スピード」

ベントレーの「コンチネンタルGT」シリーズ、つまり同社でもっとも売れ筋である2+2シーターのクローズドクーペには、3つのモデルがラインナップされている。
6リッターW12ツインターボエンジン搭載の「標準モデル」(実際は極めて豪華で“標準”と呼ぶにはいささか抵抗があるが……)、このエンジンの最高出力を50ps引き上げて625psとした高性能版の「スピード」、そして4リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載した「V8」である。

いっぽう、それらのオープントップ版は、今後呼び方を「GTC」から「GTコンバーチブル」へと順次改めていくそうだが、こちらはまだ“標準”と“V8”がラインナップされているだけで、ハイパフォーマンスバージョンの“スピード”はなかった。だから、このたび「ベントレー・コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」が誕生したのは当然の結果であるのだけれど、そのいっぽうで「ものすごく狭いマーケットに細かくバリエーションを投入しているなあ」という思いを抱く読者がいたとしても、わからないことではない。

なるほど、バッジやグリルの色が異なったり、テールパイプの形状が違っていたりはするものの、知らない人が見たら外観はどれも一緒。おまけに「乗り味の違いを確かめたいのでちょいとディーラーで試乗でも……」なんてことができるほどベントレーのハードルは低くない。というわけで“標準”“スピード”“V8”の差は、いまひとつ広く知られていなかったような気がする。

とはいえ、クルーの技術者たちが心血注いで3モデルを作りわけてきたことは、実際に乗り比べてみればたちどころにわかる。

その違いをクーペで説明すれば、まず“標準”はベントレー本来の魅力であるグランドツアラーとしての資質をしっかり受け継ぎながらも、2000万円を超すラグジュアリークーペにふさわしい快適性と豪華さを兼ね備えたモデル。
いっぽうの“V8”は、標準と25kgしか車重が違わないことが信じられないくらいハンドリングが軽快。例えば箱根のタイトなワインディングロードでは、まるでライトウエイトスポーツカーを操っているかのようなスポーツドライビングを楽しめる。不思議と「乗り心地が悪くなっている」とは感じられないけれども、いかにもサスペンションのスプリングレートを上げてレスポンスを改善したようなハンドリングだ。

「ベントレー・コンチネンタル」シリーズの中で、高性能なオープンモデルと位置づけられる「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」。2013年1月のデトロイトショーでデビューした。
「ベントレー・コンチネンタル」シリーズの中で、高性能なオープンモデルと位置づけられる「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」。2013年1月のデトロイトショーでデビューした。

ベントレー・コンチネンタルGTスピード コンバーチブル(4WD/8AT)【海外試乗記】の画像
「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」の豪華なインテリア。デザインそのものは、クローズドボディーのクーペと変わらない。
「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」の豪華なインテリア。デザインそのものは、クローズドボディーのクーペと変わらない。
ルーフを閉じた様子。4層構造のソフトトップは「モンスーンによる雨にも耐え、寒さが厳しい日でも、すきま風ひとつない快適な暖かさを約束する」という。
ルーフを閉じた様子。4層構造のソフトトップは「モンスーンによる雨にも耐え、寒さが厳しい日でも、すきま風ひとつない快適な暖かさを約束する」という。

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