【スペック】RS“Sパッケージ”:全長×全幅×全高=4275×1760×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1270kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(144ps/6200rpm、18.4kgm/3800rpm)/価格=225万円(テスト車=255万3083円)

トヨタ・オーリスRS“Sパッケージ”/150X/150X“Sパッケージ”【試乗記】

本場の反応が見てみたい 2012.09.23 試乗記 トヨタ・オーリスRS“Sパッケージ”(FF/6MT)/150X(FF/CVT)/150X“Sパッケージ”(FF/CVT)
……255万3083円/206万7883円/252万4583円
トヨタのハッチバック車「オーリス」がフルモデルチェンジ。“スポーツハッチバック”をうたう2代目の走りを、1.5リッターと1.8リッターの各モデルで試した。

走りのためのイメージチェンジ

ハッチバックの本場、ヨーロッパで鍛えられた「トヨタ・オーリス」が新しくなった。「スポーツハッチバックの新基準」をうたう2代目は、グッと低く構えたカタチになり、“キーンルック”とトヨタが呼ぶ、つり目の顔つきがよく似合う。
日本では軽自動車とミニバンに挟まれて、いまひとつパッとしないカテゴリーだが、ヨーロッパでは、「オーリス」が属するCセグメントはメインストリーム中のメインストリーム。「フォルクスワーゲン・ゴルフ」を筆頭に、自動車メーカー各社がしのぎを削る。

先代オーリスは、ユーティリティーに優れたハッチバックとして、欧州でも2007年の発売当初は順当に売れたが、ライバル社が新車を投入するたび、影を薄くしていったという。かの地の、経済的なクルマを情け容赦なく使うという市場環境から、自然、どのモデルも走りがよくなる。「走ってナンボ」のなか、全高高めの先代モデルはなかなか苦戦したようだ。

そこでニューオーリスは、全高を55mmも低くした。重心高を下げ、走りのポテンシャルを上げるのが狙い。天井が低くなったので、シートの着座位置も40mm下げた。ドライビングポジションからして、スポーティーになったわけだ。ルーフラインがなだらかに落ちる形状なので、後席の出入りは少ししづらくなったが、リアのスペース自体は実用的。前席の背もたれ裏を削って膝前の空間を稼いだ。
太いCピラーの堅牢(けんろう)感より、6ライトの軽快感を重視したのだろう。リアドア後ろにはめ殺しの窓を追加して、閉塞(へいそく)感をなくしている。跳ね上がった後端が、元気な感じ。サイドのウィンドウグラフィックがなんとなく「マツダ・アクセラ」に似ているのは、言わない約束だ。

アグレッシブなデザインのフロント周り。V字のグリルと鋭いヘッドランプが先代モデルとは“まるで別人”の表情を作り出す。
アグレッシブなデザインのフロント周り。V字のグリルと鋭いヘッドランプが先代モデルとは“まるで別人”の表情を作り出す。
インテリアの様子。インストゥルメントパネルは、ドライバーを囲むカーブと助手席側に伸びる水平ラインで構成される。
インテリアの様子。インストゥルメントパネルは、ドライバーを囲むカーブと助手席側に伸びる水平ラインで構成される。
全高が55mm低められた一方で、全長は先代モデルより30mmアップ。前後のオーバーハングはそれぞれ15mmずつ延長された。
【スペック】150X:全長×全幅×全高=4275×1760×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1220kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(108ps/6000rpm、13.9kgm/4800rpm)/価格=179万円(テスト車=206万7883円/アイドリングストップ機構=5万4600円/SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグ=4万2000円/スマートナビG-BOOK mXモデル=16万4325円/ETC車載器=1万6958円)
全高が55mm低められた一方で、全長は先代モデルより30mmアップ。前後のオーバーハングはそれぞれ15mmずつ延長された。
【スペック】150X:全長×全幅×全高=4275×1760×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1220kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(108ps/6000rpm、13.9kgm/4800rpm)/価格=179万円(テスト車=206万7883円/アイドリングストップ機構=5万4600円/SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグ=4万2000円/スマートナビG-BOOK mXモデル=16万4325円/ETC車載器=1万6958円)

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