【スペック】全長×全幅×全高=4885×1915×1355mm/ホイールベース=2940mm/車重=1920kg/駆動方式=FR/4.7リッターV8DOHC32バルブ(460ps/7000rpm、53.0kgm/4750rpm)/価格=1800万円(テスト車=2090万3000円)

マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ(FR/6AT)【試乗記】

円熟のイタリアンGT 2013.02.20 試乗記 マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ(FR/6AT)
……2090万3000円

自然吸気の4.7リッターV8エンジンを搭載する4シーターイタリアンGT、「マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ」の6段ロボタイズドMTモデルに試乗した。

今が最もうまい時期

マセラティは1914年にマセラティ兄弟がイタリアのボローニャで創業した。創業以来、いろいろな企業に経営権が渡った。ここで歴史を詳しくひもとくつもりはないが、僕なりに分類すると、60年代以前はオルシ家が経営し、美しすぎるクーペを生んだだけで十分のFR黄金期。60年代後半から70年代前半はシトロエンが経営し、流行のミドシップを取り入れ、得意のハイドロを盛り込んだ“調子良ければ最高”期。70年代後半から90年代はデ・トマソが手を差し伸べ、カクカク、ギラギラ、ツインターボでドーピングの北方謙三期。そしてフィアット傘下となり、フェラーリと関係を深める現在に分けられると思う。

現在のマセラティは、この「グラントゥーリズモ」と「クアトロポルテ」の二本立て。クアトロポルテは先に本国で新型に切り替わり、日本でも年内に切り替わる。となると、グラントゥーリズモもそろそろカウントダウン、円熟期に入ったと見ることができる。果物や刺し身同様、最もうまい時期といえよう。

現在、グラントゥーリズモには、4.2リッターV8エンジンのベースモデルと、4.7リッターV8の「スポーツ」、それにスポーツを軽量化して走りを研ぎ澄ました「MCストラダーレ」がある。ベースモデルは6段AT(マセラティは「MCオートシフト」と呼ぶ)のみの設定、スポーツは6段ATとシングルクラッチの6段ロボタイズドMT(「MCシフト」と呼ぶ)を選べ、MCストラダーレはロボタイズドMTのみとなる。加えて、オープンの「グランカブリオ」とその「スポーツ」(いずれもAT)の計5種類。1550万〜2125万円の豪華なラインナップだ。


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テスト車にはオプションのブラックレザーとカーボンファイバーのステアリングホイール(12万2000円)が装着されていた。7インチのスクリーンを持つナビゲーションシステムは標準装備。
テスト車にはオプションのブラックレザーとカーボンファイバーのステアリングホイール(12万2000円)が装着されていた。7インチのスクリーンを持つナビゲーションシステムは標準装備。
ロボタイズドMT搭載モデルにはアルカンターラシートが装着される。
ロボタイズドMT搭載モデルにはアルカンターラシートが装着される。

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