【スペック】全長×全幅×全高=3948×1715×1452mm/ホイールベース=2464mm/車重=1250kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-4000rpm)(フランス仕様車)

シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)【海外試乗記】

これぞベスト「DS3」 2013.02.17 試乗記 シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)

ただルーフが開くだけではない。「シトロエンDS3」ファミリーに加わった「カブリオ」は、風を味方に、DS3ならではの“エスプリ”を最大限に開放したモデルなのだ。ファッション的にも遊び心でも、もしかしてベストDS3?

小粋さはそのままに

今やシトロエンの世界販売の18%を占めるまでに成長した「DS」ラインの第1弾として2009年9月にワールドデビューした「DS3」は、登場以来これまでに20万台の販売を達成したという。そのDS3の新たなラインナップとして2012年9月のパリサロンで発表された「DS3カブリオ」に、スペインはバレンシアで試乗した。

DS3カブリオのオープントップは、ウエストラインより上すべてをソフトトップとするのではなく、オープン時にもBピラー/Cピラーとルーフフレームまでが残り、開くのは純粋にルーフからリアウィンドウまでの部分というタイプのもの。「フィアット500C」と同様のタイプと言えば分かりやすいだろうか。

このタイプのオープントップのメリットとしては、まず美しいスタイリングが挙げられる。クローズ時にはベース車とほぼ変わらないフォルムを描き、オープン時にもフォルムが崩れることはない。開けても閉めても小粋な印象が変わらないのだ。
また、ボディー構造の多くがベース車から引き継がれるため剛性面で有利で、補強が最低限で済むため重量増も少なくて済む。DS3カブリオの場合、ベース車に対してはわずか25kg重くなっているだけである。

一方でデメリットとしては、ラゲッジスペースの開口部の小ささが指摘できる。中身は容量245リッターと十分に広く、望むなら後席背もたれを倒せば相当な容量を確保できるのだが、入り口は機内持ち込みサイズのスーツケースを通すのがギリギリ。かさ張るものはフロントドアを開け、前席背もたれを倒して滑り込ませるしかない。とはいえ、入らないわけではないのだから致命的というほどの問題ではないだろう。

外観の美しさに関してはもう一点、ソフトトップを含むルーフカラーを3色から選択できることも特筆しておきたい。用意されるのはブラック、ブルー、そしてDSモノグラムの3パターン。ボディーや内装の各部もカラーコーディネートされる。特にDSのロゴマークを使ったモノグラムカラーは特徴的だ。日本仕様はボディーカラーとの組み合わせが4パターン設定される予定である。ルージュルビ(赤)とジョーヌペガス(黄)にはブラック、ブランバンキーズ(白)にはブルー、そしてノアールペルラネラ(黒)にはDSモノグラムのルーフが、それぞれセットされる。

オープン化されても、その出で立ちはまごうことなき「DS3」。シャークフィン(サメのひれ)と呼ばれるBピラーなど、ユニークなディテールはしっかり引き継がれている。
シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)【海外試乗記】
トランクは245リッターと十分な容量。しかし開口部が小さいために、有効に使うためには工夫が要りそう。ちなみにベースのハッチバックモデルは285リッター。
シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)【海外試乗記】
キャンバストップの色はブルー(写真左)、DSモノグラム(中央)、ブラック(右)の3種類が設定される(ボディーカラーとの組み合わせはフランス仕様のもの)。
シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)【海外試乗記】
DSモノグラム仕様のアップ。DSラインのエンブレムがかたどられている。
シトロエンDS3カブリオ(FF/6MT)【海外試乗記】

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