【スペック】全長×全幅×全高=4795×1795×1420mm/ホイールベース=2850mm/車重=1550kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(318ps/6400rpm、38.7kgm/4800rpm)/価格=420万円(テスト車=452万1405円)

トヨタ・マークX 350S “G’s”(FR/6AT)【試乗記】

ドイツ物を思わせる 2013.02.15 試乗記 トヨタ・マークX 350S “G’s”(FR/6AT)【短評】
……452万1405円

専用チューンを施し「走りの味」を追求したという、トヨタのコンプリートカー「マークX G's」。実際に乗ってみたら、どうだった?

外見より中身

「マークX G's」をひと目見た瞬間、佐藤浩市部長の娘さんのことが気になった。オリジナルのマークXは、昔はやんちゃもしたハンサムなお父さんという雰囲気だから、娘さんが助手席に乗っても違和感を覚えなかった。
けれども眉毛をそってコワモテになったマークXに、あの品のよさそうなお嬢さんは乗ってくれるのだろうか。そしてお父さんに失恋の悩みを打ち明けてくれるのだろうか。

てなことをモヤモヤ考えながら乗り込んで、運転席に座った瞬間、モヤモヤが少し晴れた。ステアリングホイールやシフトセレクター、それにシートなどに施されたステッチの鮮やかな赤が、目に飛び込んできたからだ。G's専用の文字盤が白いメーターも新鮮だ。
オリジナルのマークXのインテリアは落ち着いた雰囲気ではあったけれど、落ち着きすぎてお父さんよりおじいちゃんに似合いそうだった。浩市部長のお嬢さんも、インテリアはこっちを支持するのではないか。

順序が逆になってしまったけれど、「G's(ジーズ)」とはトヨタがレース活動で得たノウハウを注ぎ込んだスポーツ仕様。「クルマの楽しさや夢を、より多くの人に楽しんでもらうために生まれたのがG SPORTS(通称G's=ジーズ)です」(オフィシャルHPより)とのことだ。

専用の足まわりの開発にはGAZOO Racingのテストドライバーが関わっており、サスペンションのセッティングだけでなくボディー剛性や空力性能の向上といった根っこの部分まで手が入っている。マークXには2.5リッターV6エンジンを積む「250G“Sパッケージ・G's”」も用意されるけれど、今回試乗したのは3.5リッターV6の「350S“G's”」だ。

いざ走りだして、「ほほーっ」とうなる。

「マークX G's」の内外装、特にフロントまわりには独自のカスタマイズが施される。X型のエンブレムは廃され、グリルやバンパーはオリジナルのものに。
「マークX G's」の内外装、特にフロントまわりには独自のカスタマイズが施される。X型のエンブレムは廃され、グリルやバンパーはオリジナルのものに。
運転席からの眺め。レッドステッチ付きのステアリングホイールやパッド類、白い文字盤のオプティトロンメーターなど独自の装備が目を引く。
運転席からの眺め。レッドステッチ付きのステアリングホイールやパッド類、白い文字盤のオプティトロンメーターなど独自の装備が目を引く。
赤いラインの入った19インチ鍛造アルミホイールも外観の特徴。標準の色はハイグロスブラックだが、ダークスパッタリング仕上げのもの(写真)も7万2450円のメーカーオプションとして用意される。ボディー下端に見える「G's専用ボディーストライプ」は、3万1500円のディーラーオプション。
赤いラインの入った19インチ鍛造アルミホイールも外観の特徴。標準の色はハイグロスブラックだが、ダークスパッタリング仕上げのもの(写真)も7万2450円のメーカーオプションとして用意される。ボディー下端に見える「G's専用ボディーストライプ」は、3万1500円のディーラーオプション。

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