【スペック】ランドローバー・レンジローバー5.0 V8ヴォーグ:全長×全幅×全高=5005×1985×1865mm/ホイールベース=2920mm/車重=2350kg/駆動方式=4WD/5リッターV8DOHC32バルブ(375ps/6500rpm、52.0kgm/3500rpm)/燃費=5.8km/リッター(JC08モード)/価格=1230万円(テスト車=1282万6000円/車体色<ルクソール>=15万9000円/アダプティブクルーズコントロール=29万円/テレインレスポンス2オート=2万9000円/ラゲッジスペースレール=4万8000円)

ランドローバー・レンジローバー5.0 V8ヴォーグ/レンジローバー5.0 V8スーパーチャージド ヴォーグ【試乗記】

どう味わってもレンジローバー 2013.02.13 試乗記 ランドローバー・レンジローバー5.0 V8ヴォーグ(4WD/8AT)/レンジローバー5.0 V8スーパーチャージド ヴォーグ(4WD/8AT)
……1282万6000円/1539万7000円

およそ10年ぶりにフルモデルチェンジされ、4代目となった「レンジローバー」。より威厳を増し、進化した新型に試乗した。

格段に増した洗練度

日本のみのサブネーム「ヴォーグ」が外れて、元の名となった「レンジローバー」。すでに実車は見ていたし、モロッコでそのステアリングを握ってもいたのだが、見慣れた日本の空の下であらためて対面すると、随分立派になったなぁ……という思いが頭をもたげてきた。

サイズがいたずらに大きくなっているわけではない。全長5005mm×全幅1985mm×全高1865mmという外寸は、従来より35mm長く、30mm広く、15mm低いとはいえ、それでも例えば「メルセデス・ベンツGLシリーズ」や「アウディQ7」などに比べればまだ小さいし、フロントノーズやウインドスクリーンの傾斜が強くなり、ボディーの四隅が微妙に絞り込まれたおかげで、フォルムはむしろ軽快感を増してもいる。
では、なぜ立派になったと感じたのかといえば……やはりそれは威厳を増したという言葉で表現するのがふさわしい気がする。前後オーバーハングを切り詰めたプロポーション、微妙な面の張り、繊細なディテール等々が相まって、下品になることなく押し出し感を強めているのだ。

インテリアも同様である。低いウエストラインと高い着座位置により圧倒的な視界をもたらすコマンドポジション、そして水平なダッシュボードに力強いセンターコンソールを組み合わせたダッシュボードの基本デザインといった、レンジローバーの基本には変わりはないが、スイッチ類が整理されたこと、そして使われているレザーやウッド、その他の部分のクオリティーが大幅に増したことにより洗練度、そして上質感は格段に向上している。室内に招き入れられると思わず息を飲んでしまう。そんな空間に仕上がっているのである。
空間自体も拡大された。特に後席の足元には大きな余裕が生まれている。一方で後席のダブルフォールディング機構は廃止された。先代はそれでも十分に快適な乗り心地を実現していただけに残念だが、これは電動シート座面長調整、リアシートクーラーといった装備が採用されたのと引き換えということのようだ。

3代目は「レンジローバー ヴォーグ」という日本名が与えられていたが、4代目からは本国に倣って「レンジローバー」となり、「ヴォーグ」はグレードの名称となった。
3代目は「レンジローバー ヴォーグ」という日本名が与えられていたが、4代目からは本国に倣って「レンジローバー」となり、「ヴォーグ」はグレードの名称となった。
インテリアでは操作性が見直され、スイッチ類は旧モデルの約半分に減らされた。
インテリアでは操作性が見直され、スイッチ類は旧モデルの約半分に減らされた。
ランドローバー・レンジローバー5.0 V8ヴォーグ/レンジローバー5.0 V8スーパーチャージド ヴォーグ【試乗記】の画像
レンジローバー伝統の、上下分割式テールゲートは、上部・下部ともに電動開閉式となる。(写真をクリックするとシートアレンジの様子が見られます)
レンジローバー伝統の、上下分割式テールゲートは、上部・下部ともに電動開閉式となる。(写真をクリックするとシートアレンジの様子が見られます)

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