【スペック】全長×全幅×全高=4806×1943×1394mm/ホイールベース=2746mm/車重=2320kg/駆動方式=4WD/6リッターW12DOHC48バルブターボ(625ps/6000rpm、81.6kgm/1700rpm)/価格=2490万円(テスト車=2588万1600円)

ベントレー・コンチネンタルGTスピード(4WD/8AT)【試乗記】

揺るがぬ伝統 2013.02.14 試乗記 ベントレー・コンチネンタルGTスピード(4WD/8AT)
……2588万1600円

スーパースポーツカーとて環境性能と無関係ではいられない。ベントレーは史上最速の「コンチネンタルGTスピード」でそんな時代としっかり折り合いをつけ、しかも「B」マークの伝統を守ってみせた。

その加速はフリーフォール級

遊園地のアトラクションで、フリーフォールを試してみた人がいるだろうか? あるいは、逆落としのコースが設定されたジェットコースターを?

「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」に乗って、静止状態からの全力加速に挑戦してみると、垂直と水平方向という根本的な違いはあるけれど、感覚的には、ちょうど、そんな感じ。急激に前方へ吸い込まれる、しかも2次曲線的に速度が上がって、顔から血の気が引くのが自分でもわかる。思わず目をつぶってしまいそうになるけれど、それでは危ないので、もちろん、アクセルペダルから足を離すことになる。

怒濤(どとう)の加速。高速道路の料金所から法定速度の100km/hに達するまでの4.2秒が、どれだけ“長く”感じられることか! 気分が悪くなるので、一度やれば十分。やみつきになる類いの体験ではない。

例えばアナタが、車両本体価格2490万円に“軽く”100万円ほどのオプションを付けたGTスピードの幸運なオーナーになったばかりだとしよう。以前のクルマで通いなれたハイウェイの様子が「何だか変だ」と思ったなら、つまりひどくすいているのにやけに周りのクルマがゆっくり走っていると感じたなら、覆面パトカーに注意しよう!? いや、それも非常に重要なことだが、まずは速度計を確認することをオススメします。もしや、メーターの針が、とんでもない数字を指し示してはいませんか? GTスピードは、日常感覚のまま、まったく次元の違う速度域を行くことができる、恐るべきスーパースポーツなのだ。

「GTスピード」のインテリアには「マリナー・ドライビング・スペシフィケーション」が標準で設定される。シートやドアトリムなどにダイヤモンドキルト仕上げが施された多孔レザーハイドがおごられる。
「GTスピード」のインテリアには「マリナー・ドライビング・スペシフィケーション」が標準で設定される。シートやドアトリムなどにダイヤモンドキルト仕上げが施された多孔レザーハイドがおごられる。
サイドシルプレートにさり気なく「Speed」の文字。
サイドシルプレートにさり気なく「Speed」の文字。
スパイラル加工が施されたエキゾーストエンドは「GTスピード」の証し。
スパイラル加工が施されたエキゾーストエンドは「GTスピード」の証し。

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