【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1610mm/ホイールベース=2520mm/車重=840kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブ(58ps/7300rpm、6.6kgm/3500rpm)/燃費=27.0km/リッター(JC08モード)/価格=124万円(テスト車=136万750円/車体色<イノセントブルー・メタリック×タフタホワイト>=5万7750円/ディスプレイオーディオ=6万3000円)

ホンダN-ONE G・Lパッケージ(FF/CVT)【試乗記】

ひと足お先に「脱デフレ」 2013.02.07 試乗記 ホンダ N-ONE G・Lパッケージ(FF/CVT)
……136万750円

今日も快進撃を続けるホンダの新しい軽自動車「Nシリーズ」。最新モデル「N-ONE」のインプレッションを通して、低価格・低燃費に血道を上げるライバルとは一線を画す、Nシリーズの人気の秘訣(ひけつ)を探る。

競合の間にも広がる「N」の波紋

アベノミクスという言葉を聞かない日はない今日このごろ。たしかに安倍さんが首相になる前、脱デフレを掲げ、インフレ目標を口にしたあたりから、円安と株価上昇が止まらない。いまや1ドル90円超え、日経平均は1万1000円超えだ。

具体的な政策を実行していないから安倍さんの手柄ではないという人もいるけれど、病気は気から、景気も気から、つまりマインドで動くものだと思うし、現実に円安・株高という結果が出ているのだから、効果はあったと見るべきなのだろう。

だからといって僕たち末端労働者の給料が上がり、市場のデフレ傾向に歯止めがかかるかは未知数なのだが、ひと足先にデフレから抜け出しそうな業界(?)がある。軽自動車だ。低価格・低燃費から脱却の気配がある。

その火付け役になったのがホンダの「Nシリーズ」だ。第1弾となった「N BOX」も、ここで紹介する「N-ONE」も、低価格や低燃費がウリではない。でも売れている。全国軽自動車協会連合会がまとめた2012年12月の軽自動車新車販売台数によれば、N BOXが1位を快走し、N-ONEも6位に入っている。

それだけではない。「ミライース」で低価格・低燃費路線まっしぐらかと思われたダイハツが、12月に実施した「ムーヴ」のマイナーチェンジでは、クルマの基本性能を考慮したうえで燃費や価格を追求するという、バランス重視に転換したことを表明してきた。

それでも29.0km/リッター、107万円からという数字はマイナーチェンジ前より低いのだが、これは基本性能の成長分を差し引いた結果であることを、グラフまで出して説明していた。本音は「30.0km/リッター、100万円も夢ではなかった」と言わんばかり。Nシリーズのヒットが影響したことは間違いないだろう。

そんなにNシリーズはいいのか。あらためてN-ONEに乗ってみてチェックしてみることにした。

上級モデルの「Premium」やターボグレードの「Tourer」など、豊富なバリエーションを誇る「N-ONE」。今回試乗した「G・Lパッケージ」はNA仕様の標準車にあたり、素の「N-ONE」の走りを味わうことができる。
上級モデルの「Premium」やターボグレードの「Tourer」など、豊富なバリエーションを誇る「N-ONE」。今回試乗した「G・Lパッケージ」はNA仕様の標準車にあたり、素の「N-ONE」の走りを味わうことができる。
横基調のインパネ形状が特徴的な車内空間。メーカーオプションの「ディスプレイオーディオ」は、ホンダの純正ナビアプリ「インターナビ ポケット」を起動したスマートフォンをつなぐと、ナビ画面を表示することができる。
横基調のインパネ形状が特徴的な車内空間。メーカーオプションの「ディスプレイオーディオ」は、ホンダの純正ナビアプリ「インターナビ ポケット」を起動したスマートフォンをつなぐと、ナビ画面を表示することができる。
台形型のフォルムと四隅に配されたタイヤが安定感を感じさせるサイドビュー。一見「ワゴンR」や「ムーヴ」ほどスペースコンシャスではないように思われるが、車内の広さ、実用性はライバルにそん色ない。
台形型のフォルムと四隅に配されたタイヤが安定感を感じさせるサイドビュー。一見「ワゴンR」や「ムーヴ」ほどスペースコンシャスではないように思われるが、車内の広さ、実用性はライバルにそん色ない。

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