【スペック】2.5ロイヤルサルーンG:全長×全幅×全高=4895×1800×1460mm/ホイールベース=2850mm/車重=1680kg/駆動方式=FR/2.5リッターV6DOHC24バルブ(203ps/6400rpm、24.8kgm/4800rpm)/燃費=11.4km/リッター(JC08モード)/価格=482万円(テスト車=559万700円)

トヨタ・クラウン 2.5ロイヤルサルーンG/3.5アスリートG/ハイブリッド アスリートS【試乗記】

保守本流の改革者 2013.01.31 試乗記 トヨタ・クラウン 2.5ロイヤルサルーンG(FR/6AT)/3.5アスリートG(FR/8AT)/ハイブリッド アスリートS(FR/CVT)
……559万700円/605万8700円/481万2850円

14代目に進化した、トヨタの高級セダン「クラウン」。そのクルマとしての仕上がりを、性格の異なる3モデルで確かめた。

数時間で消えた違和感

朝早く試乗会場の富士スピードウェイに到着すると、出迎えたのは朝日を受けて輝く「トヨタ・クラウン」の仰々しいフロントマスクの隊列だった。初めて実物を見ると、やはり気おされてしまう。これが、日本を代表する高級車の顔なのだろうか。疑念を抱きつつ午前の試乗を終え、昼食をすませてあらためて対面すると、違和感はすっかり消えていた。わずか数時間で、すっかりなじんだ。駐車場にあった先代モデルを見ると、なんと古めかしいんだろうと感じてしまった。

とはいえ、撮影車として用意されていたピンク・クラウンはさすがに強烈だった。メキシコの建築家ルイス・バラガンの壁の色からインスパイアされたという衝撃的な色は、保守本流とされてきたクラウンのイメージを軽やかに破壊している。わずかな数の試作車しか存在しないにもかかわらず、全国の販売店から展示車を求める声が多く届いているそうだ。ユーザーの関心を呼んでいて、特に女性からの問い合わせが多いという。従来のクラウンがターゲットとしていなかった層に届いているのだ。キャンペーンはひとまず大成功といっていいだろう。

変わったのは外見だけではない。大胆な顔つきや色は、中身の変化の反映なのだ。パワーユニットの変更が、何よりも重要なトピックである。ついに、ハイブリッドがメインになった。これまで一番の売れ筋だった3リッターエンジンに替わるものとして採用されたのが、2.5リッター4気筒エンジンのハイブリッドシステムである。これが全体の売り上げの6割以上を占めると想定されているのだ。

アッパーグリルとロワーグリルがつながった、新型「ロイヤル」シリーズのフロントまわり。エンブレムだけでなく、このグリルも王冠をモチーフにしたという。
アッパーグリルとロワーグリルがつながった、新型「ロイヤル」シリーズのフロントまわり。エンブレムだけでなく、このグリルも王冠をモチーフにしたという。
こちらは、発表会にも登場して話題となった“ピンクのクラウン”。ベースとなるのは「アスリート」シリーズで、2013年内の市販化が予定されている。
こちらは、発表会にも登場して話題となった“ピンクのクラウン”。ベースとなるのは「アスリート」シリーズで、2013年内の市販化が予定されている。
ハイブリッドモデルは、ベースとなるガソリンエンジンがV6の3リッターから直4の2.5リッターに変更され、23.2km/リッター(JC08モード)の燃費を実現した。なお、先代モデルの燃費は、10・15モードで15.8km/リッター。
ハイブリッドモデルは、ベースとなるガソリンエンジンがV6の3リッターから直4の2.5リッターに変更され、23.2km/リッター(JC08モード)の燃費を実現した。なお、先代モデルの燃費は、10・15モードで15.8km/リッター。

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