【スペック】全長×全幅×全高=4655×1800×1680mm/ホイールベース=2670mm/車重=1860kg/駆動方式=4WD/2リッター直4DOHC16バルブ(118ps/4500rpm、19.0kgm/4500rpm)+交流同期電動機<前>(82ps、14.0kgm)+交流同期電動機<後ろ>(82ps、19.9kgm)/プラグインハイブリッド燃費=67.0km/リッター、ハイブリッド燃費=18.6km/リッター(どちらもJC08モード)/価格=429万7000円(テスト車=470万6500円)

三菱アウトランダーPHEV Gプレミアムパッケージ(4WD)【試乗記】

成り立ちは電気自動車 2013.01.28 試乗記 三菱アウトランダーPHEV Gプレミアムパッケージ(4WD)
……470万6500円

「PHV」ではなく「PHEV」(プラグインハイブリッドEV)。このクルマの成り立ちは、あくまで「自ら発電する電気自動車」なのだ。ショートサーキットで試乗した。

「電気自動車」目、「プラグインハイブリッド」科

昨2012年にフルモデルチェンジを果たし、2代目になった「三菱アウトランダー」。スッキリ、モダンな外観になった新型は、質感向上、安全装備充実、そのうえ環境性能がアップした。「売れ行きはどうですか?」と三菱の広報担当の方にうかがうと、「買い控えが生じているようで……」と複雑な表情を見せる。

潜在顧客に買い控えさせているのは、言うまでもなく「アウトランダーPHEV」である。事前に充電しておけば、長らくEV(電気自動車)として走れ、バッテリー残量が少なくなってきたら、ガソリンを燃やして走るハイブリッド車に変身する、いわゆるプラグインハイブリッド車だ。
車体後部の床下にはピュアEVたる「i-MiEV」と同じモーター(82ps、19.9kgm)、フロントには、2リッター直4(118ps、19.0kgm)とモーター(82ps、14.0kgm)を組み合わせたハイブリッドシステムが搭載される。アウトランダーPHEVは、SUVな外観にたがわず、四輪駆動車なのだ。ハイブリッド車やEVが気になっていたけれど、冬場の道路事情を考えると……と躊躇(ちゅうちょ)していた北国の人たちにとって、待望のニューモデルだろう。

他メーカーに先駆けて量産EVのi-MiEVを市販した三菱自動車としては、「PHEV=プラグインハイブリッド電気自動車」のサブネーム通り、“レンジエクステンダーとしてハイブリッドシステムを搭載したEV”として、アウトランダーPHEVを売り出したい。
実際、フロアの下に収納されたリチウムイオンバッテリーの容量は、「トヨタ・プリウスPHV」はおろか、i-MiEVの小容量タイプ「M」をも上回る12kWh。カタログ上は、エンジンを一切使わないでも、満充電なら60.2km走れる。「日常生活の90%をカバーできる」というのが三菱の主張だ。アウトランダーPHEVの分類は、「電気自動車」目、「プラグインハイブリッド」科、というわけだ。

車両価格は332万4000円から。エコカー減税が適用され、すべてのグレードで自動車取得税と自動車重量税が免税。さらに「平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象となり最大で43万円引きとなる(標準仕様の場合)。
車両価格は332万4000円から。エコカー減税が適用され、すべてのグレードで自動車取得税と自動車重量税が免税。さらに「平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象となり最大で43万円引きとなる(標準仕様の場合)。
エンジンルームには2リッター直4エンジン、前輪駆動用モーター、ジェネレーター、インバーターなどが収まる。
エンジンルームには2リッター直4エンジン、前輪駆動用モーター、ジェネレーター、インバーターなどが収まる。
後部には後輪駆動用モーター、インバーター、車載充電器などを搭載。後席下の燃料タンクは容量がベース車(4WD仕様)から15リッター減の45リッターとなる。
後部には後輪駆動用モーター、インバーター、車載充電器などを搭載。後席下の燃料タンクは容量がベース車(4WD仕様)から15リッター減の45リッターとなる。
駆動用バッテリーの搭載位置はキャビン部分のフロア下。これらPHEVシステムの室内への侵食は少なく、ベース車と同等の居住性・積載量を維持している。
駆動用バッテリーの搭載位置はキャビン部分のフロア下。これらPHEVシステムの室内への侵食は少なく、ベース車と同等の居住性・積載量を維持している。

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