【スペック】全長×全幅×全高=4615×1760×1495mm/ホイールベース=2700mm/車重=1240kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(131ps/6000rpm、17.7kgm/3600rpm)/燃費=15.6km/リッター(JC08モード)/価格=238万9800円(テスト車=同じ)

日産シルフィ G(FF/CVT)【試乗記】

実家の父にオススメしたい 2013.01.25 試乗記 日産シルフィ G(FF/CVT)
……238万9800円

長年受け継いできた「ブルーバード」の名を捨て、新たな出発を切った新型「シルフィ」。「60代の男性」をターゲットに掲げ、オーソドックスなセダンの本懐を磨いたというその仕上がりを試した。

外見はハンサム、中身はオーソドックス

もし実家の親父(おやじ)がこれに乗っていたら、息子としては安心かも……。
というのが3代目となった新型「日産シルフィ」を見ての第一印象だった。
全体のフォルムがのびのびとしていて、ハンサムなセダンにまとまっている。ヘッドランプとリアのコンビネーションランプにはLEDが配されていて、トレンドも押さえている。リタイアした親父が、身なりや流行に気を配って若々しさを保ってくれるのはうれしいことだ。

伸びやかなデザインを実現するためには、全幅を従来型より60mm広げる必要があった。新型シルフィの全幅は1760mmになり、3ナンバーとなる。ただし運転した限りでは、車両感覚がつかみやすいこともあって幅が広すぎて困る場面には出くわさなかった。
現代にあってのセダンは、ある種のスタイルを表現する“ええかっこしぃ”の乗り物だ。だからカッコのためにこのくらい幅が広がるのには目をつむりたい。カッコより取り回しが大事だという向きには、そういうクルマがたくさんある。

横方向にすっと広がるデザインによって広々として見える以外、インテリアに驚くべき点はない。自動車ライター泣かせというか、実にオーソドックスな造りだ。
それでもつまらないと感じないのは、ドアトリムやシフトノブ、空調のスイッチ類など、実際に手が触れる部分の感触がいいからだ。いい素材を使っている。リタイアして大型セダンから乗り換えても、寂しい思いをすることはないだろう。ちなみに後席の広さは特筆モノで、後ろに座る人が寂しい思いをすることもないはずだ。
中央のスタートボタンを押して、エンジンを始動する。

前後方向に走る彫りの深いプレスラインが特徴的なエクステリア。従来モデルより15mm低められた車高も、伸びやかなスタイリングに寄与している。
前後方向に走る彫りの深いプレスラインが特徴的なエクステリア。従来モデルより15mm低められた車高も、伸びやかなスタイリングに寄与している。
内装色はフェザーグレーとブラックの2色。加飾パネルが木目調となるのは「G」のみで、他のグレードはシルバー塗装となる。
内装色はフェザーグレーとブラックの2色。加飾パネルが木目調となるのは「G」のみで、他のグレードはシルバー塗装となる。
広々とした車内空間は従来モデルから受け継がれた美点。大幅に拡幅したボディーの恩恵で、ショルダールームは30mmも広げられている。
広々とした車内空間は従来モデルから受け継がれた美点。大幅に拡幅したボディーの恩恵で、ショルダールームは30mmも広げられている。

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