ショーの主役は新型「コルベット」【デトロイトショー2013】

2013.01.17 自動車ニュース
新型「シボレー・コルベット」。「スティングレイ」のサブネームが復活。
ショーの主役は新型「コルベット」【デトロイトショー2013】

【デトロイトショー2013】ショーの主役は新型「コルベット」

2013年最初の国際モーターショー、デトロイトショーが1月14日に開幕した。ここ数年、以前ほどの勢いがなかった同ショーだが、今年はだいぶ華やかな雰囲気。その中でも新型「シボレー・コルベット」が、ショーの主役ともいうべき存在感を見せつけた。

ビッグマイナーチェンジを受けた「メルセデス・ベンツEクラス」シリーズが勢ぞろい。
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BMWは新型「4シリーズ」クーペの予告編を公開。
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新型「レクサスIS」には、新世代レクサスのアイコン“スピンドルグリル”が採用された。
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■北米マーケットの復調を実感

この時期のデトロイトは非常に寒い。昼間でも気温が氷点下というのは珍しくなく、上着なしで外に出ることなど考えられない。モーターショー開幕前にはコートを羽織る必要がないくらい心地いい日もあったが、ショー初日にはしっかりいつもの冬将軍が戻ってきた。雪こそ降ってはいないものの、会場・コボホールの駐車場から展示ホールまで、わずか数分の徒歩すら耐えられないほどの寒さだ。

かつてデトロイトショーといえば、派手な演出で知られるモーターショーだった。ニューモデルがステージ上を走り回るのは当たり前で、クルマがガラスをブチ破ったり、コボホール前の道路を封鎖して数え切れないほどの牛を登場させたりと、プレスの関心を集めるためにさまざまなパフォーマンスが行われたものである。

しかし、2008年の秋に起こったリーマンショックを引き金に、ゼネラルモーターズ(GM)とクライスラーが経営破綻に追い込まれてからすっかり様子が変わってしまった。相変わらずクルマが自走して観衆の前に現れはするものの、催しといえば歌や演奏ぐらいなもの。経営のトップが業績や今後の戦略を話しながらニューモデルを発表する、ヨーロッパのモーターショーに近い落ち着いたスタイルが定着している。

そんな中で、今年のデトロイトショーはいつもより華やかな印象があった。北米のマーケットが好調に推移しているおかげで、多くのメーカーがこぞって前年の実績を上回った。そのためプレスカンファレンスでは前年比で大幅な業績アップを伝える景気のいい話が飛び交い、1400万台以上の規模を持つ大市場でさらなる成功を収めるために、数多くのニューモデルやコンセプトカーが出展されたのだ。

インフィニティの主役は「G37セダン」(日本名:スカイライン)の後継モデルである新型「Q50」。
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アキュラスタンドでは「NSXコンセプト」の進化版がお披露目された。
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北米向け「トヨタ・カローラ」の将来を示唆する「カローラ フーリア」。
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■日本勢も元気

2013年の目玉は、何といっても地元アメリカの花形モデル「シボレー・コルベット」のフルモデルチェンジだろう。北米のスポーツカー市場は決して順風満帆とは言えないが、コルベットは相変わらず根強い人気を持つ。そのため注目度はかなり高く、会場では常に人だかりができている。また、YouTubeのトップバナー広告にコルベットが頻繁に登場するなど、「内」と「外」の両側から盛り上げようとする雰囲気にあふれていた。

ヨーロッパ勢では、2000カ所以上の大幅変更を受けた「メルセデス・ベンツEクラス」のマイナーチェンジモデルと「アウディRS7スポーツバック」が目立っていた。「BMW 3シリーズ」のクーペバージョンとなる「4シリーズ」のコンセプトカーや、フォルクスワーゲンのミドルサイズSUVのコンセプトカー「クロスブルー」もプレスの関心を集めていた。また、マセラティが新しい「クアトロポルテ」をお披露目した。

日本勢も話題満載だ。「レクサスIS」と「インフィニティQ50」によるトヨタvs日産のプレミアムDセグメント対決をはじめ、次世代の北米向け「カローラ」を示唆したコンセプトカーや、昨年のデトロイトでお披露目された次期「アキュラNSX」コンセプトカーの進化版、あるいはホンダの「フィット」サイズのコンパクトSUVなどが公開され、北米ビッグスリーやドイツ勢に勝るとも劣らない存在感を示した。

(文と写真=新井一樹)

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