【スペック】GL550 4MATICブルーエフィシェンシー:全長×全幅×全高=5120×1934×1850mm/ホイールベース=3075mm/車重(欧州参考値)=2445kg/駆動方式=4WD/4.7リッターV8DOHC32バルブ(435ps/5250rpm、71.4kgm/1800-3500rpm)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツ 4MATIC試乗会【海外試乗記】

メルセデス・ベンツ 4MATIC試乗会 2012.12.22 試乗記 メルセデス・ベンツCLA/GL550/GLK350/CLS550 シューティングブレーク

メルセデスの4MATICを集めた試乗会が、オーストリアの古都・インスブルックおよびスキーリゾートのホッホグルグルで開かれた。意外なモデルも含め、日本に導入済みのモデルと来年日本に導入されるモデルに試乗した。

4MATIC試乗会なのにサーキット!?

オーストリア・インスブルックを拠点に開かれたメルセデスの4MATIC(4WDモデル)試乗会。事前に寒い寒いと聞かされていたのに、街中に雪はなく、寒さだって東京と変わらず、拍子抜け。

初日、日本のメディアはまず「GL550 4MATIC」をあてがわれた。30〜40分間、カーナビの指示通り走って到着したのは、なんと山あいの小さなサーキット。高台からコースを一望すると、富士スピードウェイのショートサーキットに2つか3つコーナーを付け足したぐらいの規模で、多少高低差のあるテクニカルなレイアウトだ。4MATICを集めた試乗会のはずなのに、サーキットとはこれいかに? と思っていると、2種類のエキゾーストノートが聞こえてきた。

カムフラージュとしてよく用いられるゼブラ柄の小型4ドアクーペが2台、コースを周回している。2013年早々に開かれるデトロイトモーターショーで全容が明らかになる「CLA」の、最終段階のコンセプトカーだ。音がおとなしいほうがノーマルのCLAで、勇ましいほうがAMGだというが、詳細は教えてくれない。

今回、メルセデスは「CLSシューティングブレーク」「GL」「GLK」のいずれも4MATICモデルに乗せてくれた。コースもハイライトは雪上だ。そのプレスツアーの行程に、どうしてCLAのチラ見せ&チラ乗せ(同乗走行のみ)が含まれてたかというと、CLAにも4MATICがあるからだ。CLAは、すでに日本で発売された「Bクラス」や、2013年に日本に投入される「Aクラス」と同じ、エンジン横置きのプラットフォームを用いる4ドアクーペ。従って、ベーシックなグレードではFWD。けれど、パワーの大きい上級グレードには4MATICが採用される。

これまで、メルセデスはエンジン横置きプラットフォームのクルマには4WDを持っていなかった。4WD追加は、メルセデスがこのクラスも本気で取りにいくという意思表示にほかならない。なにしろ、ライバルのBMWやフォルクスワーゲングループの各モデルはどんどん魅力を増してきている。それに彼らはこのクラスにもFRか4WDがあり、遠慮なくパワーを増強してくる。これらに対抗すべく、メルセデスは小さいクラスにもAMGモデル投入を決めた。用いられるエンジンのスペックは2リッター直4ターボで400Nm(40.8kgm)程度と言われている。そのパワーの受け皿として、横置き用4WDを開発したというわけ。AMGはAクラスとこのCLAに設定される。

メルセデス・ベンツの「4MATIC」(4WD)は、大きく分けて3つのシステムがある。今回試乗した「CLSシューティングブレーク」「GL」「GLK」に採用されるエンジン縦置き用タイプと「Gクラス」専用のオフロードタイプ、そして「CLA」用に新しく開発されたエンジン横置き用タイプだ。
メルセデス・ベンツの「4MATIC」(4WD)は、大きく分けて3つのシステムがある。今回試乗した「CLSシューティングブレーク」「GL」「GLK」に採用されるエンジン縦置き用タイプと「Gクラス」専用のオフロードタイプ、そして「CLA」用に新しく開発されたエンジン横置き用タイプだ。
 
メルセデス・ベンツ 4MATIC試乗会【海外試乗記】の画像
「CLS550 4MATICブルーエフィシェンシー シューティングブレーク」
「CLS550 4MATICブルーエフィシェンシー シューティングブレーク」
2013年1月のデトロイトショーで正式発表される予定の新しい4ドアクーペ「CLA」。「Aクラス」や「Bクラス」と同じエンジン横置きのプラットフォームを採用する。
2013年1月のデトロイトショーで正式発表される予定の新しい4ドアクーペ「CLA」。「Aクラス」や「Bクラス」と同じエンジン横置きのプラットフォームを採用する。
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