【スペック】全長×全幅×全高=4405×1800×1680mm/ホイールベース=2675mm/車重=1580kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブターボ+スーパーチャージャー(140ps/5600rpm、22.4kgm/1250-4000rpm)/燃費=14.0km/リッター(JC08モード)/価格=348万円(テスト車=同じ)

フォルクスワーゲン・クロストゥーラン(FF/7AT)【試乗記】

目指すは定番シリーズ化 2013.01.04 試乗記 フォルクスワーゲン・クロストゥーラン(FF/7AT)
……348万円

SUV風のミニバン、「クロストゥーラン」に試乗。フォルクスワーゲンが力を注ぐ「クロスシリーズ」のキモを探った。

フォルクスワーゲンの思惑

フォルクスワーゲンの「クロストゥーラン」はもちろん「クロスポロ」と同様の、ゴルフトゥーランの“クロス版”である。トゥーランは、日本でのみゴルフの接頭辞がついた「ゴルフトゥーラン」が正式車名となっている(といっても、クルマには“GOLF”のロゴ表記はひとつもない)が、今度のクロストゥーランは日欧で同じ車名となる。さすがに“クロスゴルフトゥーラン”では車名が長すぎというか、語呂がよくなかったということか。

フォルクスワーゲンの本国資料によると、どうやら、このクロスシリーズを“GTI”や“R”と同格の、もしくはそれ以上の定番シリーズに育てたいらしい。かつて日本でも限定販売された「クロスゴルフ」は欧州では今も健在である。また、すでに非常に完成度が高くて現実的な「クロスup!」のコンセプトカーも公開済みで、これも市販化が確実と思われる。ここに日本でもおなじみのクロスポロも加えれば、計4車種にのぼる。

普通のハッチバックやミニバンの車高をかさ上げしてSUV風に仕立てた同社クロスシリーズは、よく言えば気軽でカジュアル、悪く言えば安易なナンチャッテ……であることが大きな特徴だ。いずれも駆動方式はFFで、車高アップもせいぜいノーマル比10〜15mm程度。タイヤも低扁平(へんぺい)のサマータイヤ……どころか、普通よりもオンロード志向のスポーツタイヤとなる。ちなみに、今回の試乗車はダンロップのSPスポーツ01を履いていた。

同じフォルクスワーゲンのかさ上げモデルでも、地上高を30mm上げて4WD(オフロードモード付き)にした「パサート」は“オールトラック”という別名を使う。なんだか重箱のスミを突っついているようだが、これは皮肉ではない。GTIやRのようにカリスマ性のある定番シリーズにするには、こういう細かい約束事はけっこう重要。その意味ではフォルクスワーゲンの「クロスシリーズを育てる」というのは本気っぽい。

シルバーのルーフレールは「クロスシリーズ」お約束の装備。ボディーカラーは写真の「リフレックスシルバーメタリック」を含む全6色が設定される。
シルバーのルーフレールは「クロスシリーズ」お約束の装備。ボディーカラーは写真の「リフレックスシルバーメタリック」を含む全6色が設定される。
フルオートエアコンを装備するほか、他グレードではオプション扱いとなる純正ナビやバックモニターなども標準装備となる。
フルオートエアコンを装備するほか、他グレードではオプション扱いとなる純正ナビやバックモニターなども標準装備となる。
シート生地には、クロストゥーラン専用のファブリックを採用。ボディーカラーに合わせ、アンスラサイトとブラウンの2色が用意される。
シート生地には、クロストゥーラン専用のファブリックを採用。ボディーカラーに合わせ、アンスラサイトとブラウンの2色が用意される。

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