【スペック】全長×全幅×全高=3960×1740×1470mm/ホイールベース=2540mm/車重=1160kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(120ps/6000rpm、16.3kgm/4250rpm)/燃費=13.4km/リッター(JC08モード)/価格=216万円(テスト車=同じ)

プジョー208プレミアム(FF/4AT)【試乗記】

控えめの魅力 2012.12.13 試乗記 プジョー208プレミアム(FF/4AT)
……216万円

プジョーの新型コンパクトカー「208」の走りや、いかに? 1.6リッターの5ドアモデル「プレミアム」で確かめた。

インテリアは近未来的

方向音痴にとってはカーナビは命の綱であるから、パニックになってしまった。「プジョー208」を受け取って取りあえず走りだしたはいいものの、カーナビを起動させるスイッチが見つからないのだ。

信号待ちをするたびにあれこれ試すが、どうしてもナビ画面にならない。仕方なく路肩に寄せていじくり回しても同じ。取説を引っ張りだして、ようやくもともとカーナビが装備されていないことを知った。インストゥルメントパネルのど真ん中に位置する7インチのスクリーンは、オーディオやトリップコンピューターを操作するためのタッチスクリーンだったのだ。

デザイナーの意向で、タッチスクリーンをセミフローティングスタイルにすることで存在感を強調したという。そこにナビ機能をデフォルトで搭載しないというのは、日本では考えにくい発想である。ある意味、斬新だ。平準化したといっても、外国車に乗ると時にこういう不意打ちに遭うのが面白い。

そもそも、インテリア全体に未来感をたたえた新奇さがある。小径の楕円(だえん)ステアリングホイール越しに見えるメーターパネルもコンパクトで、タッチスクリーン同様浮き上がって見える。上部はツルンとした素材でシンプルな面になっており、クールな印象を漂わせる。ピアノブラックとシルバーをメインにした内装はソリッドな空気を演出している。暗くなって柔らかなブルーの光が現れると、SF映画に出てくる近未来のクルマのような雰囲気が満ちてくる。

随所に特徴的なデザインがちりばめられた「208」のインテリア。中央の大型モニターは、カーオーディオや車両情報にアクセスするものとして備わるが、2013年3月にはカーナビの機能が新たにオプションで追加される見込みだという。
随所に特徴的なデザインがちりばめられた「208」のインテリア。中央の大型モニターは、カーオーディオや車両情報にアクセスするものとして備わるが、2013年3月にはカーナビの機能が新たにオプションで追加される見込みだという。
メーターのデザインも個性的。ドライバーは、天地方向につぶれた楕円(だえん)形ステアリングホイールの頭越しに、これら計器を眺めることになる。
メーターのデザインも個性的。ドライバーは、天地方向につぶれた楕円(だえん)形ステアリングホイールの頭越しに、これら計器を眺めることになる。
リアビュー。フロントフェンダーやリアドアには、抑揚のあるキャラクターラインが見て取れる。
リアビュー。フロントフェンダーやリアドアには、抑揚のあるキャラクターラインが見て取れる。
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