VWがモナコで「ポロR WRC」を公開

2012.12.09 自動車ニュース

フォルクスワーゲン、2013年WRCの参戦体制を発表

独フォルクスワーゲンは2012年12月8日、モナコで2013年WRC(世界ラリー選手権)の参戦体制発表会を行い、2013年のドライバーと新しいマシン「ポロR WRC」を公開した。実戦デビューは、2013年1月15日にスタートするWRC第1戦ラリーモンテカルロを予定している。

■第1戦モンテで「ポロR WRC」がデビュー

メインドライバーは、2011年の初めからマシンの開発に携わってきたセバスチャン・オジェ(フランス)と、2012年11月にフォードからの移籍を発表したヤリ-マティ・ラトバラ(フィンランド)の2人。さらに、IRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)で2年連続王者となった若手のアンドレアス・ミケルセン(ノルウェー)がサードドライバーを務める。

オジェとラトバラは“ジョイントナンバーワン”(2人ともナンバーワンのドライバーとして扱う)待遇で2013年の全13戦に出場。ミケルセンはマシン製作の都合で第4戦ラリーポルトガルからの出場となり、年間数戦の参戦を予定している。

ポロR WRCの最新のデザインは以前に公開されたテストカーとは異なり、前後フェンダーがより張り出し、リアウイングの造形が見直されている。カラーリングはホワイトをベースに、ブルーとシルバーグレーがあしらわれ、さらにレッドブルのスポンサーロゴが入る。

開発を担当したオジェは、「チーム一丸となってマシンを準備してきた。テストを重ねることでポロR WRCはかなり進化したが、まだ完璧ではない。2013年の開幕戦ラリーモンテカルロに向けてさらにテストを行い、完成度をさらに高めたい」とコメント。一方、ラトバラは、「フォルクスワーゲンというビッグチームで新たなキャリアを踏み出すことに興奮している。ポロR WRCを初めてドライブした時、とても良い印象を持った。引き続き開発は続けていくが、必ずや速く強いマシンに成長するだろう」と述べた。

また、フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、ヨースト・カピートは、「WRCは競争が厳しく、新規参入チームがすぐに勝てるほど甘い世界ではない。初年度の2013年は何度か表彰台に上がることを目標に据えている。そして2014年に優勝を狙い、2015年はできるだけ多く勝ってタイトルをとりたい。焦らずにじっくりと前に進んでいくつもりだ」と、極めて慎重な目標を口にした。

ポロR WRCは2013年1月15日にスタートするWRC第1戦ラリーモンテカルロで実戦デビューを果たす予定。

(webCG)

モナコのカジノ前広場で公開された「フォルクスワーゲン・ポロR WRC」。
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メインドライバーはジョイントナンバーワン待遇で、セバスチャン・オジェ(左から4人目)とヤリ-マティ・ラトバラ(同5人目)が務め、アンドレアス・ミケルセン(同2人目)がサードドライバーを担当する。
VWがモナコで「ポロR WRC」を公開
「フォルクスワーゲン・ポロR WRC」。テストカーと比較して前後フェンダーがより張り出しており、リアウイングの造形が見直されている。
VWがモナコで「ポロR WRC」を公開
発表会場では、量産車のスポーツバージョンである「ポロR WRC Street」も公開された。WRCスタイルのバンパーや18インチホイールを装備し、220psと35.7kgmを発生する2リッターのTSIエンジンを搭載。フォルクスワーゲン・ブランドのウルリヒ・ハッケンベルク研究開発担当取締役(右から2人目)とヨースト・カピート監督(一番右)も登壇した。(写真はすべてフォルクスワーゲン提供)
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