【スペック】レクサスCT200h“バージョンL”:全長×全幅×全高=4320×1765×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1460kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/燃費=26.6km/リッター(JC08モード)/価格=433万円(テスト車=482万1400円)

レクサス・オールラインナップ試乗会【試乗記】

上を目指して、ゆっくり歩け 2012.12.09 試乗記 レクサスCT200h“バージョンL”(FF/CVT)/IS350C“Fスポーツ”(FR/6AT)/IS F“サーキット・クラブ・スポーツ・パーツ”(FR/8AT)
……482万1400円/687万4200円/1608万885円

最近のレクサスの口ぐせは“スポーティー”。ついにはコンバーチブルの「IS C」にまで「Fスポーツ」仕様が加わった。オールラインナップ試乗会で気になる3台に乗り、レクサスが主張する「スポーツ」についてあらためて考えた。

柔らかいのは悪いことか

レクサスのハイブリッド専用車種である「CT200h」は、2年ほど前の発売直後から評判が高く、私自身も好印象を抱いていた。パワートレインはご存じのように「プリウス」と基本的に同一、すなわち1.8リッター4気筒エンジン(99ps)とモーター(82ps)を組み合わせ、トータルで136psのシステム最高出力を発生するTHSIIだが、もちろん単にボディーを着せ替えただけの車ではなく、そのかっちりとした身のこなしとしなやかな乗り心地は、レクサスであることを納得させるに十分な仕上がりだった。
この点が同じくハイブリッド専用車の「HS」とは大きな違いであり、その辺りをユーザーがちゃんと見極めていることは、これまでの販売台数に正直に表れていると言えるだろう。モデルチェンジ直後の「GS」を別にすれば、CTはSUVの「RX」と並びレクサスで一番ポピュラーな車、国内で一番売れているモデルなのだ。

実はこのCT200hも8月末にマイナーチェンジを受け、若干の改良が加えられている。まずセンターコンソールとラゲッジルームにAC100V/1500Wのアクセサリーソケットが新たに設けられた。ハイブリッド車を非常時に発電機としても使用できるようにという配慮である。また、サスペンションの特性もよりしなやかな乗り味を実現すべく見直されたという。
ただし、従来型との差異を明確に感じることはできなかった。むしろ試乗した「バージョンL」でも十分に引き締まっており、きびきびした反応、タイトなインテリアと相まって“スポーティー感”は過剰なほど。欧州のコンパクト勢よりずっと急(せ)かされている感じがする。

本音を言えばもっとソフトで、くつろげる感じが欲しい。何しろ、上質さを追求したコンパクトなハイブリッドモデルは他に見当たらない。スポーティーさを押し出すことで間口を狭めるのではなく、誰でもサラリと乗れるプレミアムコンパクトは貴重な存在だと思う。このCTもいずれはスピンドルグリルを与えられ、もっと強く自己主張することを求められるのだろうか?

「レクサスCT」は2012年8月に一部改良を受け、最上級の「バージョンL」では助手席4Way調整式パワーシートが標準装備となった。
レクサス・オールラインナップ試乗会【短評】
AC100Vのコンセントがオプション設定された。センターコンソールとラゲッジルーム(写真)に設定され、合計で1500Wまでの使用が可能。
レクサス・オールラインナップ試乗会【短評】
【テスト車のオプション装備】205/55R16 91Vタイヤ&16×6Jアルミホイール=−3万7800円/プリクラッシュセーフティシステム+レーダークルーズコントロール=14万7000円/オーナメントパネル バンブー=3万1500円/アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)=6万3000円/本木目+本革ステアリング=4万9350円/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム=21万5250円/寒冷地仕様=2万3100円
レクサス・オールラインナップ試乗会【短評】

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