【スペック】全長×全幅×全高=4360×1695×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1090kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(109ps/6000rpm、13.9kgm/4800rpm)/価格=165万円(テスト車=210万923円)

トヨタ・カローラ アクシオ1.5G(FF/CVT)【試乗記】

伝統は守られた 2012.09.12 試乗記 トヨタ・カローラ アクシオ1.5G(FF/CVT)
……210万923円

かつてほどの勢いはなくとも、やはり「カローラ」は日本車文化のひとつの軸。新型ではプラットフォームが一クラス下のものに“合理化”されたが、カローラらしさは受け継がれていた。

「あ、カローラみたい」

11代目にあたる新型「カローラ」、「大人4人ないし5人が安全、快適に長距離をストレスなく移動できる最小のクルマ」(チーフエンジニアの藤田博也さん談)がコンセプトだそうである。実に直球ど真ん中。実用車の永遠のテーマといってもいい。ホントのホントにそのコンセプトどおりのものになっていたら、今度のカローラはグローバル級に強力な説得力をもつクルマになっているはずで、だとしたらドメスティック商品にしておくのはすごくもったいない。ゼヒとも宮城からドシドシ海外へ輸出して外貨を稼いでいただきたい。

しかしながらというか、実際に運転席に座って、目の前を見渡した際の印象は「あ、カローラみたい」。ニッポンのカローラ。ダッシュボードごしにエンジンフードが見えたかどうかはイマイチ記憶にないけれど(でもたぶん見えていた)、デカく高いダッシュボードや傾斜のキツいAピラーがジャマくさくて出来損ないのミニバンみたいで「こんなのカローラじゃねえ!!」だった9代目とはハッキリ違う。ナンか戻ってる? そうか俺、10年かもっとぶりにカローラを運転するのね。

戻ってるといえば、このステアリングホイール。センターパッドの外周近くをグルリとステッチが。ただし、ホンモノの糸や縫い目ではなく樹脂の成形でそれを再現してある。30年かもっと昔の日本車にはよくあった。ループタイを締めてるオジサン、なんてのを思わず連想。なお、せっかくついてるテレスコピック調整(「1.5G」と「1.5LUXEL」と「1.3X」の“G EDITION”に標準装備)は、その調整幅がホンのちょびっと。あと、シートベルトのスルーアンカーに高さ調整機構はついていない(全車)。

初代「カローラ」の誕生は1966年。今年でデビュー47年めに入る。世界生産累計台数は3878万台に達した(2012年3月末時点)。
トヨタ・カローラ アクシオ1.5G(FF/CVT)【短評】
インストゥルメントパネルには横基調のデザインを採用。広がり感や安定感を表現している。
トヨタ・カローラ アクシオ1.5G(FF/CVT)【短評】
助手席側のパネルにはファブリックが貼られ、上質感を演出する。
トヨタ・カローラ アクシオ1.5G(FF/CVT)【短評】

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