「タイヤの替え時はいつですか」
2001.08.01 クルマ生活Q&A タイヤ・ホイール「タイヤの替え時はいつですか」
2リッターのファミリーセダンに乗っています。スポーティな走りとは無縁です。1万キロごとにローテーションして、5万キロほど走りましたが、タイヤの片減りもありません。ただ最近、タイヤエッジの減りが目立ってきました。タイヤ性能の劣化をみきわめるにはどうしたらよいでしょうか?(お名前がありません)
お答えします。「 2リッターファミリーセダンでスポーティな走りに無縁」と聞いただけで、大事にされているのだと実感します。1万キロごとのタイヤローテーションということですから4本均一に減っているのでしょう。しかしタイヤが減ったり古くなると、乗り心地と制動力に影響がでます。
タイヤが減って乗り心地が悪くなったという経験をお持ちのかたは少なくないと思います。タイヤはいわゆる「山」の部分でも路面からの衝撃を吸収してくれます。そこで「山」が減ってくると、ゴツゴツ感が出ます。さらに年月が経つとタイヤが硬くなり、乗り心地はより悪化します。
ゴムは硬くなると減りにくくなります。「減りにくいならいいじゃない」と思う人もいるかも知れませんが、これは違います。硬いゴムは路面の食いつき(グリップ)がよくないので、ブレーキを踏んだときに止まりにくくなるからです。一般的にはグリップ力の高い高性能のタイヤは柔らかく、減りも早いのです。
5万キロでまだスリップサインが出ていないということですが、タイヤはけっこう硬くなっていると思われます。タイヤの山の付け根あたりには少しヒビが入っているのではないでしょうか。それとタイヤワックスなどが付いていない状態で色つやを見て下さい。色つやがなければ硬くなっている証拠です。
乗り方や保管状態、タイヤの種類によっても寿命はかなり違ってきますから一概には言えませんが、現在履いているタイヤを良く見るということが大事です。快適に安全に乗るためには早いうちに変えてみてはどうでしょうか。
-
第497回:ダウンサイズ&ミニマル志向のキャデラック 新型クロスオーバー「XT4」を解説する
2018.4.21エディターから一言ニューヨークオートショー2018で、キャデラックは新型クロスオーバー「XT4」を世界初披露した。同ブランドの新世代戦略の皮切りに位置付けられるXT4の見どころとは? ショー開幕前夜に開催されたプレビューの模様をまじえて、詳しく解説する。 -
ホンダ・クロスカブ110(MR/4MT)【レビュー】
2018.4.21試乗記ビジネス用途の「スーパーカブ」をベースに開発された、ホンダの小型バイク「クロスカブ」。その最新型は、「単なるバリエーションモデル」と割り切れない、独自の魅力を持っていた。 -
第550回:伝えたいことはボディーに書いちゃえ!? iPhoneや飛行機になりたかった(?)クルマたち
2018.4.20マッキナ あらモーダ!30年前のジウジアーロのコンセプトカーから、ボルボの最新の電動化モデルまで。クルマのボディーにデザインされた“文字”には、デザイナーのどんな思いが込められている? 大矢アキオが考えた。 -
メルセデス・ベンツE200カブリオレ スポーツ(FR/9AT)【試乗記】
2018.4.20試乗記新型「メルセデス・ベンツEクラス カブリオレ」に試乗した。“先代よりも大きく広くなった”とはいえ、セダンと比べると実用性では大きく劣るのがオープントップモデルの宿命。過去に3台のオープンモデルを乗り継いできたリポーターは、どこに価値を見いだした? -
第169回:悲劇の真実を世界に伝えたキア・ブリザ 『タクシー運転手~約束は海を越えて~』
2018.4.20読んでますカー、観てますカー実在の人物をモチーフに、韓国現代史上最大の悲劇となった光州事件を描く『タクシー運転手~約束は海を越えて~』を紹介。戒厳令下の言語統制をくぐり抜け、全世界に実情を伝えたドイツ人記者と、彼を乗せてタクシーを走らせた運転手の見たものは? -
祝! 生誕50周年 いまや希少な初代「ローレル」を振り返る
2018.4.20デイリーコラムメカニズムは当時のBMWを超えていた!? 1968年に生まれた初代「日産ローレル」はどんなクルマだったのか、生誕50周年を迎えたいま、詳しく解説する。