「スタッドレスタイヤの経年劣化について」

2001.09.01 クルマ生活Q&A タイヤ・ホイール

「スタッドレスタイヤの経年劣化について」

現在ボルボ850に3シーズンめのブリヂストンMZ01(スタッドレスタイヤ)を装着しています。ほとんど都内での使用で、交換してからの走行距離は2000キロていどです。最近、とくに雨天で前輪のグリップが弱く思えるようになってきました。 そこで質問ですが、スタッドレスタイヤは、ゴムの品質的に何シーズン持つものですか?(NKさん)

お答えします。スタッドレスタイヤの寿命ですが、2、3シーズンが目安だと思います。路面からの熱や夏場の気温によって油分が溶け出てしまい硬くなるからです。そうなると、たとえ走行距離が少なく「山」が減っていなくても、初期の性能は発揮しません。

とくにスタッドレスタイヤはゴムの軟らかさが、新雪から凍結路までをカバーする性能における最も重要な要素です。スタッドレスタイヤが新雪上で威力を発揮するのは、踏面(タイヤの表面)によって雪の上に「足がかり」を作り、それを崩さないように前に進んでいくからです。ゴムがやわらかいと踏んばりがきいて、前に進みやすくなります。凍結路などでは、踏面がやわらかいと路面に密着する度合いが高くなり、グリップ力が増します。

今回質問にあるブリヂストンMZ01は、ゴム内部に気泡を作りゴムの軟らかさを長く維持していくというのが特長だそうです。それでも、シーズン前に新品のスタッドレスタイヤと今お持ちのスタッドレスタイヤの硬さを指で比べて、あまりにも硬いようであれば交換を考えたほうがよいかもしれません。スタッドレスタイヤが威力を発揮する摩耗限度は、タイヤの山が新品時の半分までといわれています。ただし乾いた路面で使用するのなら、それでも問題は出ないと思います。