「信号待ちでヘッドランプを消灯する意味は?」

2001.09.11 クルマ生活Q&A バッテリー

「信号待ちでヘッドランプを消灯する意味は?」

大学時代に友人から教わり、信号待ちの停車時にはヘッドランプを消灯するようにしています。理由は、バッテリーへの負荷軽減と他車への影響と考えています。他にもこのような習慣を持つドライバーはいるようですが、しかし、このような習慣に果たして本当に意味があるのかどうか長年疑問に感じていました。ちなみに、私のルールとして、信号待ちの先頭の場合は消灯しない(他車からの視認性を考慮)、信号待ちが短いときは消灯しない(ライト自体への負荷軽減)を守っています。(島根県 HTさん)

お答えします。停車時にヘッドランプをつけておけば、発電機(オルタネータ)への負担が増えて、バッテリーやエンジンにも影響を与えます。ヘッドランプをつけたままのアイドリングでは、必要な電気量が発電機からの供給だけではまかないきれないため、バッテリーからの「持ち出し」になるからです。

バッテリーの電気が不足すれば、発電機で作られた電気をバッテリーへ補給しなければなりません。この大きな「持ち出し」と充電の繰り返しがバッテリーの劣化を早めます。また、発電機はエンジンが動かしていますから、エンジンにも負荷がかかります。

夜間のアイドリング時、ブレーキを踏んでヘッドライトを付けた瞬間に、アイドリングが少し下がることに気がついたことはないでしょうか。これが電気によるエンジンへの負荷なのです。燃料の消費も多くなります。

いっぽうでヘッドランプをこまめにオンオフしていると電球の寿命を縮まるのは事実です。点灯したとき一瞬で規定の光量に達しなくてはならないため、電流はいっきに流れます。そのためフィラメント部が疲労し、電球は切れやすくなるのです。といっても少なくとも2、3年はもちます。

ヘッドライトのオンオフについては、マナーの問題もあるかもしれません。周囲のドライバーへの影響です。ロービームでも目を直撃されてはまぶしいものです。欧州で暮らしている知人が日本へ来たとき、多くのドライバーが信号待ちでヘッドライトを消すのを見て、対向車への心づかいと思い、大変感心していました。欧州ではヘッドライトを消す習慣はないそうです。