「アーシングをすると車の燃費がよくなる?」

2002.06.19 クルマ生活Q&A バッテリー

「アーシングをすると車の燃費がよくなる?」

アーシングをすると車の燃費が良くなると聞きました。「アーシングとは何か?」「どんな効果があるか?」。教えて下さい。(K.Kさん)

お答えします。“アーシング”とは、バッテリーのアース(マイナス)の線を追加することをいいます。バッテリーのマイナス端子から、太いコードを、場合によっては複数本ひいて、エンジンやボディまたは電装品に(+のコードのみならず)直接マイナスコードをつないで、アースを確実にするわけです。これにより、「バッテリー→電装品→ボディ(エンジン)→バッテリー」という電気の流れを安定させることができます。充電系の負担を減らし、結果として燃費がよくなる、電気抵抗が減ってライトが明るくなる、といった効果が期待できます。

通常、バッテリーのマイナス端子からのコードは、ボディとエンジンに取り付けられます。この部分がマイナス部を受け持つことになります。アースとなるわけです。
ところが、たとえばエンジンにコードが繋がっている場合、クルマによってはアースが少なくなるケースがあります。エンジンは、ボディへの振動の伝わりを少なくするために、ゴムによるフローティングマウントに載せられるため、マウント部が絶縁体になってしまうことがあるのです。
ボディにアースがひかれている場合も、塗装やメッキ、錆の発生などで、じゅうぶんアースとして機能しないときがあります。
こうした場合に、あらたにマイナスコードをひき直すことで、しっかりアースを確保するわけです。

アース線を追加することにより、スターターモーターなどの大電流が流れる部分や、充電系に有効な場合があります。電気の流れが良くなればオルタネータ(発電機)にかかる負担を少なくすることができるので燃費の向上にもつながります。
ボディへアーシングすれば、特に古いクルマには有効でしょう。ボディやコードにサビが発生し、配線が劣化していると、それだけで抵抗となって電気が流れにくくなります。アース線の追加によってライトやウインカーが明るくなるのは、抵抗がグッと減るからです。

ただし装着するときには、新しくひくアース線が、ほかの線に触れないかどうかに注意しないといけません。万が一、プラスの線と接触したら大変なことになります。ショートして発火、車両火災という事態が考えられます。ですから、配線が混みあっている最近のクルマに素人が装着するのは危険がともないます。個人的には、あまりオススメできません。

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