「DOHCと4バルブの関係は?」

2001.01.10 クルマ生活Q&A エンジン

「DOHCと4バルブの関係は?」

DOHCエンジン車に乗っていたのですが、最近、SOHCエンジン車に乗り換えました。そこでギモンが生じました。そのクルマは「4バルブ」なのです。私はこれまで、4バルブ=DOHC車と思っていたので、よくわからなくなりました。「4バルブ」「ツインカム」「DOHC」というのは、どういう 関係になっているのでしょうか?(東京・練馬区YTさん)

お答えします。ツインカムとDOHCは同じものです。カムシャフトが2本あるから「ツイン」カム、DOHCは「ダブル」オーバーヘッド「カムシャフト」の略です。つまりどちらも、混合気を燃料室に入れて、燃焼のあとの排気を行うバルブを駆動するカムシャフトが2本あることを意味しています。4バルブとは吸気と排気のバルブが2つずつ、合計4つあるという意味で、カムシャフトの数と必ずしも関係ありません。

ではなぜ4バルブがいいのか、というと、空気をたくさん燃焼室に入れて出力を高めることができるからです。1本のカムシャフトでも4つのバルブをコントロールすることは出来ますが(質問者のクルマの場合ですね)、2本使ったほうが、バルブの角度に自由度が出て、より効率のよい燃焼室を設計することが出来ます。さらに最近では電子制御技術を組み合わせることで、吸排気のバルブのタイミングを別々にコントロールし、ドライビリティと排出ガス規制に大きく寄与するようになりました。

SOHC4バルブにもちゃんとメリットがあります。カムシャフトがバルブをたたく部分が少ないことから静粛性に優れ、さらにエンジン本体を軽量かつコンパクトにできるのです。日本ではホンダ・シビックなどのSOHC・VTECやマツダ・デミオなどで採用されています。