【スペック】RS 5:全長×全幅×全高=4650×1860×1375mm/ホイールベース=2755mm/車重=1830kg/駆動方式=4WD/4.2リッターV8DOHC32バルブ(450ps/8250rpm、43.8kgm/4000-6000rpm)/価格=1222万円6000円(テスト車=1308万6000円/電動パノラマサンルーフ=20万円/アダプティブクルーズコントロール+アウディサイドアシスト+アクティブレーンアシスト=38万円/5アームローターデザインアルミホイール=28万円)

アウディRS 5/S5クーペ/S5スポーツバック【試乗記】

恐るべきスーパーモデル 2012.08.26 試乗記 アウディRS 5(4WD/7AT)/S5クーペ(4WD/7AT)/S5スポーツバック(4WD/7AT) ……1308万6000円/909万円/894万円

アウディのハイパフォーマンスモデル「RS 5」がマイナーチェンジを受け、日本に上陸。富士スピードウェイで行われた試乗会で、“超”スポーツクーペはどんなパフォーマンスを見せたのか??

体感以上の速さにアセる

富士スピードウェイ。ヘアピンカーブを抜けると、息の長い高速コーナー「300R」が待っている。タイムアタックでは、ピリピリとした緊張で腕が縮こまるセクターだが、自由なペースで走れるとなるとハナシが違う。「アウディRS 5」の左回りのヨーをステアリング中立で一度消してから、右、左と視界の先のゼブラを捉えながら緩い右カーブで速度を乗せていく。どうもスピードが出るのにフラストレーションがたまる富士スピードウェイにあって(運転者の技術的な問題か!?)、しばし爽快な気持ちでアクセルを踏める区間だ。

軽い下りの先にはシケインたるダンロップコーナー。その手前でブレー……、ウッ、ワアァァッ! 体感以上に速度が出てたぁ!! 心臓が口から飛び出しそうになりながらもブレーキペダルを踏みつけて、事なきを得る。ヘルメットの中で赤面しながら、右、左とステアリングホイールを回してテクニカルなセクションへと向かう。「アウディRS 5」、恐るべきスーパーモデルである。反省……。

アウディのスポーツモデル開発部門「クワトロGmbH」が手がける“超”スポーツクーペ、「RS 5」がマイナーチェンジを受けた。多くの追従者を生んだ「アウディ顔」のシングルフレームグリルは、上端左右の角が落とされ、グレーの縁取りが付くようになった。これ以上強調しようがないほどの、アグレッシブな大口顔である。ヘッドライト周りは、流行のLEDランプで飾られる。

運転席に座ってステアリングホイールを握れば、マルチファンクション用コントロールスイッチが設けられたそれの、底辺部分がフラットになったことに気がつく。好き嫌いはありそうだが、スペシャル感が増したことは確か。

RS 5の機関類に変更はない。動力系は4.2リッターV8(450ps、43.8kgm)+7段Sトロニックの組み合わせで、もちろん「クワトロシステム」を介して4輪を駆動する。カタログ燃費も8.1km/リッター(JC08モード)のままだ。車両価格は1222万6000円。

 
アウディRS 5/S5クーペ/S5スポーツバック【試乗記】の画像
上端左右の角が落とされ、つや消しアルミ風の縁取りが付いた新デザインのフロントグリルには「RS 5」のバッジが装着される。
上端左右の角が落とされ、つや消しアルミ風の縁取りが付いた新デザインのフロントグリルには「RS 5」のバッジが装着される。
フラットボトムデザインのステアリングホイールを新たに採用。コントロールスイッチ類もほぼすべてが改良を受けた。
フラットボトムデザインのステアリングホイールを新たに採用。コントロールスイッチ類もほぼすべてが改良を受けた。
450psを発生する4.2リッターV8 FSIエンジンは、ハンガリーのジェール工場にて手作業で組み立てられる。
450psを発生する4.2リッターV8 FSIエンジンは、ハンガリーのジェール工場にて手作業で組み立てられる。

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