日産新型セダンの名前は、「ブルーバード シルフィ」

2000.07.28 自動車ニュース
 
 
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日産新型セダンの名前は、「ブルーバード シルフィ」(7/28)

100人中98人がその名を知っている(日産)というクルマ、日産ブルーバードに新種が加わった。「洗練された上質な雰囲気を特徴とした小型セダン」。その名は「シルフィ」。風の精シルフィードから採られた名前に似つかわしく、「世界で最もクリーンなガソリン」エンジンを搭載したモデルとなる。

7月27日、「ブルーバード シルフィ」の名前と、2種類のパワーソースが発表された。

■低エミッション、省燃費の「QG18DE」
量販グレードに積まれる新型エンジン、1.8リッター「QG18DE」ユニットは、昨年11月、北米でゼロエミッション車と認定されたSULEV(Super Ultra Low Emission Vehicle)、セントラ(邦名サニー)CAの進化型。エミッション、燃費の両面で、「環境に優しい」のがジマン。

たとえば、低い排ガス温度でも作動する「超低ヒートマス担体触媒」により、従来、エンジン始動から20〜30秒かかっていた触媒の活性化を約10秒に短縮。光化学スモッグのもととなるHC(炭化水素)を「2ステージ式高効率HCトラップ触媒システム」でひっとらえ、触媒活性後に浄化することも可能としたという。ちなみに、都市部のHC濃度は2〜3ppm、シルフィの排ガス中のHC濃度は2ppm以下だから、日産のニューセダン、条件によっては空気清浄車?
 
燃費の面では、「高精度空燃比制御システム」はじめ、混合気をキレイに燃やす「高速噴流型ハイスワール燃焼」、排ガスを再度シリンダーに送る「高応答電子制御型EGRバルブ」の3高システムによって、1.8リッター1.25トンクラス(AT車)中トップクラス、リッター16kmの燃費性能を獲得したという。アウトプットは、最高出力120ps/5600rpm、最大トルク16.6kgm/4400rpm。

■「静かで、使いやすくて、低公害」
ニュー1.8リッターユニットに合わせ、2リッター、2.5リッターのニュー4気筒エンジンも発表された。どちらも直噴と従来型の燃料噴射タイプが用意される。

「極限の性能よりも、実用領域での性能や快適性」を追求(日産)。2リッター直噴ユニットの、最高出力は150ps/6000rpm、最大トルクは20.4kgm/4400rpm。現行ブルーバードのSR20DEユニットが、145ps/6400rpmと18.2kgm/4800rpmだから、低い回転域で大きな力を出すようになったとはいえる。

開発の狙いは、「静かで、使いやすくて、低公害」。静粛性のためには、コンパクトバランサーシステムを組み込んで振動を減らし、また、クランクシャフト支持部層をラダーフレーム構造として一体化、剛性を上げて騒音を抑えた。サイレントチェーンの形状を改良、チェーンとプロスケット(歯車)がかみ合う際の衝撃低減をはかったことも新しい。

2000prm付近の出力向上には、連続可変バルブタイミングコントロール(CVTC)を採用することで対応。触媒一体デュアルエグゾーストマニフォルドで、低エミッション化とトルクを両立、統合制御のため、フライバイワイヤが採用された。

冷却水を、エンジンブロックからラジエター循環に切り替えるだけでなく、シリンダーヘッドのみからブロックへと可変する2系統冷却システム、高圧アルミ鋳造シリンダーブロックの採用による軽量化も、新エンジンのニュースだ。

ひとたび彼女(?)を目にしたヒトは、恋に落ちずにいられないという風の精、シルフィード。まだ姿を見せぬ日産のニューセダンは、その名にあやかることができるのでしょうか? 刮目して、web CGを見続けてください! (a)

 
 

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