アルファ・スポーツワゴンの販売を発表!

2000.08.03 自動車ニュース
 
 
000803_006.gif

アルファ・スポーツワゴンの販売を発表!(8/3)

■9月9日から、391.0万円と449.5万円
2000年3月に開催された第70回ジュネーブショーで姿を現わしたアルファ156のワゴン版、その名もアルファ・スポーツワゴンの日本販売が8月3日に発表された。発売時期は、残暑厳しかろう9月9日。

当初導入されるのは2グレード。2リッター「ツインスパーク」ユニット搭載の2.0TSセレスピードと、2.5リッターV6の2.5V6 24V Q-System。車名からわかるとおり、トランスミッションは、前者が、シフト操作だけで自動的にクラッチをつないでくれる5段シーケンシャルMT、後者がマニュアルモード付き4ATである。つまり、どちらも2ペダルモデルだ。

価格は、2.0TSセレスピードが391.0万円。2.5V6 24V Q-Systemが449.5万円。いずれも右ハンドル。2001年からマニュアルモデルを輸入することも、検討されているという。

「なによりもスポーティである」ために(プレス資料)、「セダンモデルから1mmとして伸びていない」スポーツワゴンの全長は、4430mm。1755mmの全幅と1415mmの全高、2595mmのホイールベースも、3ボックスモデルと変わらない。

リアのバルクヘッド(荷室との仕切り板)をもたないワゴンボディゆえ、フロアパネルに補強ビームを、ルーフ、ピラー部、リアダンパーマウントには補強材を追加。「実用性重視のステーションワゴンよりはるかにスポーティなセダンを連想させる」ボディ剛性を手に入れたという。重量増は、セレスピードで100kg、Qシステムで80kgに抑えられ、ウェイトはそれぞれ1400kgと1470kg。

■2台のちょい乗り報告
わが国への本格投入に先立ち、8月2日、プレス向けの試乗会がハコネで開かれた。

まず、本革仕様が標準となる2.5V6 24V Q-Systemに乗る。シートは座面の前後長が長く、足が短いヒト(僕だ!)は、ちと哀しい。とはいえ、ステアリングホイールにチルト、テレスコピック機構が備わるので、好みのポジションを取ることはできる。

190ps/6300rpmの最高出力、22.6kgn/5000rpmの最大トルクを発生する2492ccフォーカムユニットは、「ロロロン!」と朗らかなエンジンで、レブリミットに当たっても勝手にシフトアップしないQ-Systemを使えば、フルスケール楽しむことができる。通常のD(ドライブポジション)の左側に、Hパターンのゲイトが切られ、シフターを動かすだけでギアチェンジが可能だ。

2.5リッター、2リッターモデルとも、リアサスペンションに、ニボマットと呼ばれるセルフレベリング機構付きダンパーが装着される。重い荷物を載せてもリアが下がらないというのがジマン。この日、ドライバーほか3人のスタッフという荷物を積んで走ったが、メリットのほどはよくわからなかった。

山岳路をすこし走ったかぎり、V6モデルはちょっと頭が重いかな、といった感じ。ステアリング操作に対するノーズの反応が遅く、スロットルペダルを抜いても、むやみに滑らない後足とあわせ、総じて落ち着いたドライビングフィールだ。

一方、ツインスパークは、ずっと軽快。155ps/6400rpmの最高出力、19.1kgm/3500rpmの最大トルクを発生する1970cc直4ユニットは明るく、フェラーリF1システムの流れをくむセレスピードは反応がいい。手前にシフトレバーを引いてギアを落とせば、「フォン!」とステキな中ぶかしを入れて、運転手を愉快な気持ちにさせる。ステアリングを切れば、サッと鼻先をコーナーに向け、ドライバーを喜ばせる。

「クーペのようなスタイリッシュなフォルムとステーションワゴンのゆとり」を融合させたというアルファ・スポーツワゴン。荷室容量は、360リットル。Cクラスステーションワゴンの465リットルはもとより、アウディA4アバントの440リットル、BMW3シリーズツーリングの435リットルよりも少ないけれど、まあ、いいじゃないですか、そんなこと。(web CG アオキ)

 
 

関連キーワード:
アルファ156スポーツワゴンアルファ・ロメオ自動車ニュース

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • 「アルファ156 Qシステム」は乗りやすい 1999.3.19 自動車ニュース 「アルファ156」に採用された、もうひとつの新世代ATが「Qシステム」。マニュアルモード付4段ATで、2.5 V6に組み合わされる。「アルファ156 2.5V6」にあらたに採用されたAT「 Qシステム」は、「156 2.0ツインスパーク」の「セレスピード」とは仕組みがたいぶ異なります。「セレスピード」はクラッチ操作を自動化した5段MTですが、「Qシステム」は、日本車などにもよく見られるものと同じ、いわゆるマニュアルモード付の4段ATです。ですから、通常のフルオートATとしても使用できるし、マニュアルシフトも可能です。ただし、マニュアルモードの操作ゲートが、MT車のような「Hパターン」になっているところが特徴です。ちなみに「Qシステム」は、アルファロメオと日本のアイシンAWの共同開発によるものだそうです。まずは通常のATに設定して走ってみました。ATには燃費重視の「シティ」モードと、スポーツ走行用「スポーツ」、雪道用「アイス」の3モードが用意されています。「スポーツモード」では、日本車のそれと違って、かなり高い回転域までエンジン回転を引っ張ることができ、また、コーナーの立ち上がりなどで加速したい時に、むやみにシフトアップしないで低いギアを維持してくれるシフトスケジュールになっているので、安心してスポーツドライビングができます。変速ショックやタイムラグが少ないのも好感を持ちました。マニュアルモードを選んでみると、はじめはH型パターンの配置に馴れるのに少し時間がかかりましたが、馴れてくれば問題ありません。先にも述べたように、シフトのさいのショックやタイムラグも少なく、レブリミットまで回しても、リミッターが作動するだけで自動的にシフトアップはしないので、4段MTに乗っているような運転ができます。2.5リッターV6エンジンは十分なトルクがあるので、どのギアからでも気持ちの良い加速が得られました。「156 2.5 V6 Qシステム」は、「大人のスポーツサルーン」だなあと思いました。エンジンはあらゆる回転粋でトルキーで、とても扱いやすい。サスペンションのセッティングも、ツインスパークと比べると、車高が若干低くなっているにもかかわらず、ブッシュ類、スタビライザー、スプリング、ダンパーのチューニングがうまく調和していて、乗り心地のよさと高いコーナリング性能を両立させています。排気音からして、アルファらしい重厚さと力強さがあって、自分で買うならこちらにするな、と思いました。マニュアルにするかQシステムにするかは迷うところですが。なお、価格は、マニュアル仕様より40.5万円高い449.5万円です。(リポート=松本英雄+Web CG スヤマ)
  • アルファ・スポーツワゴン2.5V6 24V Qシステム(4AT)/アウディA4アバント2.4クワトロ(4AT)【ライバル車はコレ】 2000.8.7 試乗記 web CG人気企画「ライバル車はコレ」。自動車ジャーナリスト、河村康彦が、アウディA4アバント2.4クワトロのライバルとしての、アルファ・スポーツワゴン2.5V6Q-Systemを語る。


  • ハーレーダビッドソン・ロードキングスペシャル(MR/6MT)【レビュー】 2018.2.17 試乗記 今日のハーレーを支える新世代エンジン「ミルウォーキーエイト」と、ラインナップ中随一の歴史を誇るツーリングファミリーのシャシーが織り成す走りとは? メッキを排したダークなカラーリングが特徴のカスタムモデル「ロードキングスペシャル」で試した。
  • フォルクスワーゲンup! GTI(FF/6MT)【海外試乗記】 2018.2.16 試乗記 フォルクスワーゲンのエントリーモデル「up!」に、待望の高性能グレード「GTI」が登場。全長3.6mの新しいホットハッチは、どんなドライブフィールの持ち主なのか? その走りの陰に見た、スポーツモデル受難の時代の兆しとは?
ホームへ戻る