新型シビック発表

2000.09.14 自動車ニュース
 
 
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新型シビック発表(9/14)

室内スペースを追求していくと、ミニバンルックに行き着くのか。かつて「走り好き」の若者の胸を焦がしたホンダ・シビックは、今回、まず胴長の5ドアハッチと4ドアセダン「フェリオ」が、9月14日、市場にリリースされた。

■ボディサイズは大きく変わらず
7代目にあたる新型シビックは、初代のMM(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想、つまり「ヒトのためのスペースを最大化し、メカニズムはコンパクトに」との考えに立ち返り、「スマートコンパクト」を開発コンセプトとした。
とはいえ、5ドアハッチの全長×全幅×全高=4285×4695×1495mm、4ドアセダンが4435×1695×1440mmと、ボディサイズは先代と大差ない。新開発のプラットフォームながら、4ドアのホイールベースは先代と同じ2620mm。ハッチバックは、20mm延長された2680mmである。

■ショートノーズ&フラットフロア
居住性の向上は、ショートノーズ、ビッグキャビンのボディスタイルによって果たされた。
そのため、エンジンを、エアクリーナー、レゾネーターチャンバーなどをサイドから上部に移動することでコンパクト化、かつフロントバルクヘッド寄りに搭載。搭載位置変更の邪魔になるステアリングギアボックスは、ハイマウント化された。鼻先が短くなったため、前面衝突時の衝撃吸収のため井桁サブフレームを採用。これは、スバル・インプレッサも取り入れた手法だ。
また、樹脂製燃料タンクの形状、マフラーのサイレンサーの位置などを工夫することで、床下を整理し、センタートンネルのないフラットフロアを実現。ハッチバックでは、アヴァンシア同様ATシフターをセンターコンソールに移し、足踏み式パーキングブレーキを採用することで、前後シート間のウォークスルーを可能にした。ホンダ、ミニバンコンセプトをすっかり自家籠中のものに。

■「環境」技術になったVTEC
エンジンは、1.5SOHC(105ps、13.8kgm)、1.5VTEC(115ps、14.2kgm)、同リーンバーン(105ps、14.2kgm)、そして1.7VTEC(130ps、15.8kgm)の4種類。1.5VTECリーンバーンユニットは、低回転域では2本ある吸気バルブの1本を休ませ、燃焼室内に混合気のスワール(渦巻き)を形成するよう工夫された。CVT(ホンダマルチマチックS)と組み合わされ、10・15モード=20km/リッター(フェリオiE)を達成したという。VTEC、いまや「スポーティ」から「環境」技術の代名詞に。
トランスミッションは、5ドアモデルにCVTと4AT、4ドアには、さらに5MTが用意される。ハッチバックで山道を駆け回りたいヒトは、3ドアか、タイプRを待つしかない?

■グローバルコンパクト
サスペンションにもシビックの変容、というか、時代の流れが表われた。F1マシンと同じ4輪ダブルウィッシュボーンから、キャビンスペース確保のために、フロントはマクファーソンストラットとなり、リアはダブルウィッシュボーンながら、よりコンパクトなものになった。後輪は、リアクティブリンクの採用によってブレーキ時にトーイン方向に変化、スタビリティ向上が図られた。
1972年の初代から数えての累計生産台数が1330万台。世界12カ国で生産、140カ国以上で使われるシビック。ホンダは、「グローバル・コンパクトプラットフォーム」と呼ばれる新しいシャシーで、世界中どの工場でも均一の品質を目指す。ニューフロアパネルは、各地ニーズ対応のためフレキシビリティに富むというから、目の醒めるようなスポーティモデルも、これからのお楽しみなのだろう。

(web CG アオキ)

 
 

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