ワールドカップカートレースで将来のF1を発掘!?

2000.09.28 自動車ニュース
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ワールドカップカートレースで将来のF1を発掘!?(9/28)

年に1度、日本で開催される「ワールドカップカートレース」が今年も11月24日〜26日にかけて行われる。昨年までの鈴鹿サーキット南コースを、今年はツインリンクもてぎ北ショートコースに移しての開催だ。

イベントの正式名称は「2000 CIK-FIA ワールドカップ シェル アドバンスド カートレース イン ジャパン」。今年で開催10回目という定着イベントである。
「ワールドカップ」はカートの世界3大レースといわれるものの1つで、他に「ヨーロッパ選手権」、「世界選手権」がある。ワールドカップ以外はすでに終了しており、このレースを制した者が、2000年度世界ナンバー1ドライバーとして讃えられる。

■どんな位置づけ?
ワールドカップレースとは、世界のカートレースの中で最高ランクであるグループNに位置する国際競技会で、カート国際Aライセンス所持者だけが参加できる。
カテゴリーは、「フォーミュラ・スーパーA(FSA)クラス」と「フォーミュラA(FA)クラス」の2つ。搭載するエンジンは共通の2サイクル・100cc。カテゴリー分けにより、FAクラスは空冷ロータリーバルブエンジンを使用。FSAクラスは、リードバルブエンジンの使用が認められ、水冷エンジンの使用も認められる。キャブレターもFSAクラスの方が口径が大きく、エンジンパワーも高い。

カートはF1への登竜門とよく言われるが、現在のF1界でレーシングカート経験がないドライバーはほんの僅かという。
M・ハッキネンもM・シューマッハーもカート選手権でチャンピオンを獲得しているのは有名な話。2000年のフォーミュラ・ニッポンシリーズチャンピオンの高木虎之介も1992年FK出場で7位を記録している。

■どんな人たちが走るの?
今年は海外からの参戦ドライバー過去最多が見込まれている。注目株は今年のヨーロッパ選手権のチャンピオンを獲得したFSAクラスのマリオ・シガース(オランダ)と、FAクラスのルイス・ハミルトン(イギリス)。
M・シーガスは、F1ドライバーのJ・トゥルーリがF1レースの合間に開発したスペシャルマシーンに乗っている。L・ハミルトンは、マクラーレンのロン・デニスがマネジメントを行っている。F1とのつながりがやはり強い。
迎え撃つ日本人ドライバーは、過去ワールドカップで優勝経験のある佐野和志、松谷隆郎、1999年全日本チャンピオンの片岡龍也、同ランク2位の津田浩次。若手では今年ヨーロッパ選手権に参戦した山本左近、山本清大が注目選手。

■舞台はツインリンクもてぎ北ショートコース
ワールドカップのために改修工事された北ショートコースは、国際カート委員会(CIK)公認サーキットになり国際公認の許可を受けた。変更点は、4コーナーから8コーナー(ヘアピン)までを緩い高速コーナーとストレートにしたこと。また、1〜2コーナーと最終コーナーの幅員を拡張、よりオーバーテイクしやすくして、スリリングなレースシーンを狙う。CIKからは「Aクラスのコース」という評価を受けており、すべての格式カートレースが開催可能という。

料金は、前売り3日間通し券で、大人2000円、高校生以下は700円となっている。当日券も準備されているので、公式ページで確認してほしい。
(写真は鈴鹿サーキット南コース)

なおweb CGでは、10月にスタッフが実際にカートに挑戦する企画が進行中。そちらのほうも楽しみに待っていて欲しい。

(web CG やかん)

ツインリンクもてぎ公式サイト:http://www.twinring.co.jp

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