賢く勝利するSUV、「トヨタクルーガー」登場!

2000.11.27 自動車ニュース
 
 
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賢く勝利するSUV、「トヨタクルーガー」登場!(11/27)

■ユーティリティ重視のSUV

「クロカンのカッコをした乗用車」というコンセプトで、メインマーケットたる北米で大成功を収めたトヨタ・ハリアーに兄貴分が登場した。2000年11月24日から販売が開始された「クルーガーV」がそれ。
ちなみに名前は、メルセデスMクラスやらBMW X5やらに「賢く、報復する(Klüger Vergeltung)」を意味するドイツ語から、ではなく、ドイツ語「Klüger(賢い、聡明な)」と「勝利のV!(Victory)」の、独英チャンポンである。

「ワイルド・バット・フォーマル」なハリアーに対し、クルーガーVはより大きなボディといかついスタイルでよりワイルドさを強調、「ハリアーみたいな軟派なクルマに乗れっかよ」と思っていた本格派オフローダーの取り込みを狙う。乗員および荷室スペース拡大は、ミニバンユーザーへのアピールにもなろう。

具体的には、ハリアーのものを100mmストレッチしたホイールベース2715mmのシャシーに、全長×全幅×全高=4685(+110)×1825(+10)×1720(+)mmのボディを載せる(カッコは、ハリアーとの比較)。「大人5人がゆったりと座れる空間を確保」(プレス資料)すると同時に、ラゲッジスペースも、弟分の570リッターから650リッター(VDA法)に拡大された。

インパネまわりは、メーターにトヨタお得意の「オプティトロンメーター」を採用、スピードメーターを中央、左に回転計、右に燃料・水温計を配した「スポーティな3眼グラフィック」。ステアリングホイールは「3本スポーツタイプ」である。
前席には、Lサイズのカップホルダーを2つ、DC12ボルト用アクセサリーソケット、フロアアンダートレーなどを装備、ユーティリティ面でもぬかりない。
後席は、6:4の分割可倒式。120mmの範囲で前後スライドも可能だ。
荷室には、巻き取り式トノカバーはもとより、サイドにモノ入れ、DC12ボルトのアクセサリーソケットを用意、フロアの下にデッキアンダートレイを設けた。

■SUVのフルラインナップ化

エンジンは、3リッターV6と2.4リッター直4の2種類。
3リッターV6は、吸気側のバルブタイミングを変更する「VVT-i」と3段可変吸気システムを搭載、220ps/5800rpmの最高出力と、31.0kgm/4400rpmの最大トルクを発生する。「平成12年基準排出ガス25%低減レベル」を達成。
エスティマ、ハリアーにも搭載される2.4リッター直4ユニットは、やはり「VVT-i」を備える。最高出力は160ps/5600rpm、最大トルクは22.5kgm/4000rpm。こちらも「平成12年基準排出ガス25%低減レベル」を実現した。

組み合わされるトランスミッションは、いずれも4段AT。シーケンシャルシフトが可能な「スポーツ-ステアシフトマチック」を「Sパッケージ」に用意した。

駆動方式は、FFもしくは4WD。4WDシステムは、センターデフにビスカスカプリングを使ったいわゆる「生活ヨンク」。もちろん、デフロックは備わらない。
16インチの大径タイヤ(Sパッケージは17インチ)を履き、最低地上高180mm、28度のアプローチアングルを得たという。もっとも、この種の性能は、クルーガーVのオーナーにとってカタログ値以上の意味はないだろう。

サスペンションは、フロントがL字アームを用いたマクファーソンストラット、リアがパラレルリンクのストラット。当たり前だが、乗用車と同じ4輪独立懸架である。

安全装備は、前後の制動力配分を電子制御するEBD付きABS、緊急時にブレーキペダルを踏む力を追加してくれるブレーキアシストほか、アンチスピンデバイス「VSC」も3リッターモデルにオプションで設定される。
フロントにはダブルエアバッグを標準、背もたれの側面から現われるサイドエアバッグをオプションで用意。リアシートには、ISOFIX対応チャイルドシート用のアンカーが備わる。

価格は、以下の通り。
2.4リッター(FF/4WD)=230.0から258.0/254.0から282.0万円
3リッター(FF/4WD)=260.0から288.0/284.0から312.0万円

なお、高齢者、体が不自由な方のための「ウェルキャブシリーズ」も設定。
2.4リッターが、266.5から318.5万円。
3リッターが、293.8から345.8万円

トヨタは、「乗用車」「ミニバン」に続き、「SUV」でもフルラインナップ化を押し進めるのでありましょうか? いずれにせよ、ベース車にはことかかない。

(web CG アオキ)

 
 

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