ヤマハの電動ハイブリッド自転車「パス」に新モデル

2001.01.16 自動車ニュース
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ヤマハの電動ハイブリッド自転車「パス」に新モデル(1/16)

電動モーターでペダリングをアシストする電動ハイブリッド自転車ヤマハ・パスに新モデル「パス・スマイル」が登場した。従来モデルと比べて性能の大幅向上と低価格化がキーワードだ。2月15日より6万9800円で発売される。

■確実に進化したハイブリッド自転車
今回のパス・スマイルで6代目となったヤマハ・パス。初代の登場が1994年だから、もう6年の実績を残している。この間、技術は確実に進歩しており、パス・スマイルにはそれが存分に発揮されている。まず注目すべきは、新開発の動力部。小型モーターを後輪の軸受け部に内蔵し、制御部分をペダル付近に配置。コンパクトかつ軽量化された動力部は、チェーンを介さずにダイレクトに後輪をアシストするので、滑らかなペダリングを可能としている。
制御部分は、コントロールユニットと、トルクセンサーで構成され、こちらも小型化。車体中央に配置することでバランスの良い前後荷重比とし、シートパイプと、ペダル中心軸が同一軸線上のレイアウトになり、良好なペダリングに貢献する。

従来は制御パーツと動力部がペダル付近に集中していたため、およそ軽快とはいえないデザインであったが、パス・スマイルは見るからにスリムなスタイリング。ごく自転車らしい形状は、誰にでも違和感なく受け入れられるだろう。

用意されるグレードは「パススマイル」と、「パススマイル デラックス」。上級グレードにあたる「パススマイル デラックス」には、新開発の2段変速を搭載し、リアキャリアも装備される。こちらの発売は4月1日を予定。
両グレード共に、26インチと27インチが用意され、メーカー発表では航続距離は1回の充電で30km。充電にかかる時間は約2.5時間となる。重量は24kgから27kg。価格は専用充電器が付いて、パススマイルが6万9800円。パススマイル デラックスが7万9800円。

■さっそく試乗 コレはスゴイ!
発表会では併せて試乗の機会も用意され、格段に進化したというパスをさっそく体感をすることができた。
結論から先に言うと、パス・スマイルは凄かった。自転車に関してはちょっとウルサイ筆者だが、これまでのハイブリッド自転車に対する概念は全く崩されてしまった。
まず驚いたのが最初の漕ぎ出し。ペダルに足を掛け少し降ろしたとたん、まるで後ろから誰かに押されたように『ススッ』と前に出るのだ。出だしからいきなりアシストの威力を感じられる。そこからのアシストも非常にスムーズで、上り坂に入ってからも、クルマのシフトダウンのようなショックもなく、快適そのもの。傾斜を全く気にすることなく登り切ってしまった。平地でアシストがカットされるタイミングも絶妙で、足に振動が来ることがなくなったのもうれしい。
手元のON/OFFスイッチでアシストをカットすれば、確かに普通の軽快車よりは重たいが、どうしようもないというほどでもない。
電動ハイブリッド自転車は、一定のレベルにまで到達したと言っていいだろう。重さも、乗り心地も、デザインも申し分ないレベルであり、価格ももはや高いとは言えない領域に入ってきた。
不満に感じる点はなくはないが、進化したことに対する驚きのほうがはるかに上回った。春先に向け、ヤマハでは一般に対する試乗会を検討中とのことなので、気になる方はぜひ乗ってみてほしい。今回試乗できなかった「デラックス」の変速も体験できるはずだ。(webCG やかん)

ヤマハ「パス」サイト:
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/

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