F1ブラジルGP、シュー7連勝ならず!!

2001.04.02 自動車ニュース
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F1ブラジルGP、シュー7連勝ならず!!(4/2)

2001年4月1日、F1第3戦ブラジルGP決勝が、ブラジル・サンパウロはホセカルロスサーキットで行われ、D.クルタード(マクラーレン・メルセデス)が優勝。7連戦ポール・トゥ・ウィンをねらったM.シューマッハ(フェラーリ)は2位に甘んじた。3位には、1周遅れながら、N.ハイドフェルド(ザウバー・ペトロナス)が初の表彰台に輝いた。

波乱、ドラマの連続だった。
決勝前日、予選フリー走行では、ウィリアムズBMWのJ.モントーヤがトップタイムを叩き出す。いうまでもなく、ウィリアムズはミシュランのトップチーム。意外に早く、ブリヂストンvsミシュランのタイヤ戦争が本格化した。
気温が28度にまで上がった予選本番では、M.シューマッハが自己35回目のポールポジションを獲得。2位にはウィリアムズのR.シューマッハが入り、なんと兄弟フロントロウ。これは、ミシュランタイヤがブリヂストンと互角の速さを得た証明でもある。3番手はM.ハッキネン。続いてJ.モントーヤ。母国グランプリで気合い入るR.バリケロは6位、期待のホンダ勢は、7位のJ.トゥルーリが最上位だった。

翌日の決勝では、スタートでハッキネンがマシントラブルで動けずリタイヤ。レースは、M.シューマッハ、モントーヤ、クルタードと続き、ミハエルより7歳年下の弟、ラルフは5番手と出遅れた。
ここでセイフティカーが導入される。
再スタート直後、CART帰りの“ファイター”モントーヤがシューのインを強引にこじ開け、トップに立つ。その後方では、シューマッハ弟ラルフとホームグランプリで燃えるバリケロが接触、クラッシュ、両者ともレースを終えた。

2ストップ作戦をとり、「軽い車体でトップ独走!」を考えていたシューマッハは、1ストップのウィリアムズBMWを抜けない大誤算。このままでは、ピットストップの間に、モントーヤに先に行かれてしまう。一方、コロンビア人モントーヤは、F1ルーキーながら、北米でのキャリアを活かして堂々のトップ走行。ミハエルのピットインもあり、クルタードを挟んでシューとの差を32秒まで広げる。
ところが、バラつきはじめた雨のためか、38周目、周回遅れのヨス・フェルスタッペンがブレーキングをミス、モントーヤのマシンにのりあげて、万事休す。モントーヤは、惜しいレースを落とした。先頭はクルタードにかわる。

レース40周前後から雨が激しくなり、1ストップ作戦を取るマクラーレンがルーチンストップの後、タイヤ交換のため、再度ピットイン。計画通りのピットストップで、燃料補給とともにタイヤをインターミディエイトに換えたフェラーリが、ついにレースリーダーとなる。
「ミハエルマジックまたもや!」と思われたが、マシンバランスに優れるスコティッシュドライバー、クルタードのシルバーアローが、ドイツ人の紅いマシンをパス、そのままレースを制した。
ホンダ勢は、H-H.フレンツェンが一時3番手を走行、「ホンダ表彰台に復活」を期待させたが、リタイヤ。BARのオリビエ・パニスが4位に入賞した。5位には、やはりホンダエンジンを積むジョーダンのJ.トゥルーリ。6位は、サバイバルレースらしく、はるか後方18番手からスタートしたベネトン・ルノーのジャン・カルロ・フィジケラがゲットした。ベネトンは、ミシュランタイヤを履くチームとしてトップの成績である。

高い気温と路面温度、メカニカルグリップが要求されるバンピーなコース、そして緩急が激しく、マシンセッティングが難しいブラジルGP。そこを制したマクラーレン・メルセデスは、チームとしての総合力をアピール、フェラーリへの追撃体制を整えた。ブリヂストンvsミシュランの対決も激しくなるばかり。次回、4月15日に開催される、イタリアはイモラサーキットでの第4戦「サンマリノGP」が待ち遠しい。

■第3戦ブラジルGP 暫定決勝結果(トップ6)
1位 D.クルタード(マクラーレン・メルセデス)
2位 M.シューマッハー(フェラーリ)
3位 N.ハイドフェルド(ザウバー・ペトロナス)
4位 O.パニス(BARホンダ)
5位 J.トゥルーリ(ジョーダン・ホンダ)
6位 G.フィジケラ(ベネトン・ルノー)

■第3戦終了時のドライバーズランキング
1位 M.シューマッハー 26点
2位 D.クルタード 20点
3位 R.バリケロ 10点
4位 N.ハイドフェルド 7点
5位 H-H.フレンツェン 5点
6位 O.パニス 3点

■同コンストラクターズランキング
1位 フェラーリ 36点
2位 マクラーレン・メルセデス 24点
3位 ザウバー・ペトロナス 8点
4位 ジョーダン・ホンダ 7点
5位 BARホンダ 3点
6位 ウィリアムズBMW 2点 
7位 ベネトン・ルノー 1点(

webCGアオキ/写真=本田技研工業)

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