電動ハードトップをもったニューソアラ誕生!

2001.04.04 自動車ニュース
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電動ハードトップをもったニューソアラ誕生!(4/4)

日本人に、“遊びグルマ”こと「高級パーソナルカー」というジャンルがあることを知らしめたクルマ、トヨタ・ソアラがフルモデルチェンジを受けた。1981年の初代登場以来20年目にあたる、2001年4月3日にデビューした4代目ソアラは、トヨタのフラッグシップ、セルシオと同じドライブトレインを使った2+2クーペ。電動で開閉できるハードトップを備えたことが、最大の特徴である。

■魅せるクルマ、見られるワタシ

「Jewel of Prestige Convertible」を開発のキーワードに、「最高に美しいスタイル」と「最高の性能」を追求した(プレス資料)ニューモデルは、2620mmのホイールベースに「大型クルーザーをモチーフに、『南仏の風』を表現した」ボディをのせる。全長×全幅×全高=4515×1825×1355mmのサイズは、先代より385mm短く、20mm広く、5mm高い。
ホイールベースの短縮は70mmだから、相対的に前後のオーバーハングが短く、よりスポーティなフォルムとなった。エンジン、燃料タンクの配置場所を考慮して、前後重量配分を53:47としたのもジマン。四隅に踏ん張る、18インチの大きなホイールと薄いタイヤもアグレッシブだ。

とはいえ、もちろんソアラの向かう先は、体育会系ではない。
ダブルヒンジで折り畳み、8つのモーターで駆動する「電動開閉式メタルトップシステム」が、約25秒でソアラを「クーペからオープンカーへ、オープンカーからクーペへと変身」させる。「Prestige Convertibleに相応しい優雅な動き」のためにわざわざ専用ECUを用意して、「スロースタート・スローストップ制御」を実現した念の入れよう。“魅せるクルマ、見られるワタシ”というわけだ。その代償が、3代目より160kg増した1730kgのウェイトである。

なお、ルーフをトランクに収納しても、可能なかぎりラゲッジルームを確保するため、スペアタイヤがいらない「ランフラットタイヤ」がオプションで設定された。タイヤ側面の剛性が高く、パンクしても一定距離を走行できるというもの。そのぶん内圧低下がわかりにくいので、常時4輪の空気圧をモニターするシステムが搭載される。

■ワングレード、600.0万円也

新型ソアラのエンジンは、セルシオと同じ4.3リッターV8。最高出力280ps/5600rpm、最大トルク43.8kgm/3400rpmのアウトプットも変わらない。組み合わされる5段ATの、ギア、ファイナルレシオともフラッグシップと同じだ。シフトゲイトには、ジグザグ型のスタッガード式が採用された。

インテリアは、ウッドとレザーの洪水。白っぽい「バーズアイメイプル」のウッドパネルとごく薄いクリーム色の「エクリュ」ほか、ウォルナットには「ブラック」もしくは「サドルタン」のトリムが用意される。
標準の本革シートにはヒーターが埋め込まれ、また通常のフットブロワーのほか、ステアリングコラム脇のセンターコンソール側面に「ラップジェット」と呼ばれる温風吹き出し口を設置、オープンモード(!)制御付きフルオートエアコンの恩恵で、「寒い時期にも快適なオープンエアクルージングを堪能できる」という。
オプションのプレミアムサウンドシステムは、“マークレビンソン”との共同開発だ。

ニューモデルは、前席ダブル&サイドエアバッグを標準装備。助手席エアバッグは、衝撃の激しさに合わせて膨張を2段階にコントロールする「2段出力インフレーター」を採用。アクティブセイフティとして、前後の制動力配分を司る「EBD」、ブレーキペダルを踏む力を補助する「ブレーキアシスト」、アンチスピンデバイス「VSC」、そしてトラクションコントロールを備える。

新しいソアラは、430SCVのワングレード。価格は600.0万円である。

(webCGアオキ/写真=webCGわたなべ)

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