F1、ラルフ・シューマッハー初優勝!

2001.04.16 自動車ニュース
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F1、ラルフ・シューマッハー初優勝!(4/16)

F1第4戦サンマリノGP決勝が、2001年4月15日、イタリアはイモラにあるアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキット(4.933km)を62周して行われた。優勝は、ウィリアムズBMWを駆るラルフ・シューマッハー。ラルフにとっては参戦70戦目にして初の優勝、そしてBMWエンジン、ミシュランタイヤにとっても復帰後初の勝利となった。

予選では、ポイントリーダーのミハエル・シューマッハー(フェラーリ)が久々にポールポジションを逃し4番手。1989年にアイルトン・セナが残した連続ポールポジション記録8回に並ぶことはできなかった。

決勝レース。3番手スタートのラルフは、ポールのデイヴィッド・クルタード(マクラーレン・メルセデス)の脇を鋭く突いてトップに。その後立て続けに最速ラップを記録し、2位クルタードとの差をジリジリと広げた。

そのいっぽうで、ワールドチャンピオンの兄ミハエルは、左フロントタイヤのパンクとリムの異常により、24周でリタイア。地元イタリアでティフォシ(フェラーリの熱狂的なファン)を喜ばすことはできなかった。

ラルフは、レース中1度も首位を逃すことなく、2位クルタードに4.3秒の差をつけ、チェッカードフラッグをうけた。フェラーリ、マクラーレン以外のチームが優勝したのは、1999年イタリアGPでハインツ-ハラルド・フレンツェン(ジョーダン)が優勝して以来、23レースぶりのこと。さらに、ウィリアムズチームにとっては1997年ルクセンブルクGP(ジャック・ヴィルヌーヴ)以来の104勝目、BMWエンジンにとっては1986年メキシコGP(ゲルハルト・ベルガー、現BMWのF1代表)以来の10勝目、そしてミシュランタイヤにとっては1984年ポルトガルGP(アラン・プロスト)以来の60勝目となった。

3位にはルーベンス・バリケロ(フェラーリ)。以降、4位に久々の得点/完走となったミカ・ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)、5、6位にはホンダエンジンを載せたヤルノ・トゥルーリとフレンツェン(ジョーダン・ホンダ)が入賞した。

ラルフはレース後、「長いレースだったよ」と振り返り、「マシンのセッティング、エンジン、タイヤと、すべてパーフェクトだった」と笑顔でコメントした。兄弟そろって優勝経験者というのは、F1史上初めて。今シーズンの「ヨーロッパ開幕戦」は、初めてづくしで終わった。

17戦中4戦を消化した今シーズン。チャンピオンシップは、ミハエル・シューマッハーとクルタードがともに26点を獲得し、トップを争っている。コンストラクターズランキングでは、1位フェラーリと2位マクラーレンが10点差と、こちらもまだまだ分からない。開幕2戦、「今年もシューマッハー/フェラーリでキマリ」という流れは、ここにきて大きく変わりつつある。

次戦は4月29日、トラクションコントロールが解禁されるスペインGPだ。


■第4戦サンマリノGP結果(上位10台)
1位 R.シューマッハー(ウィリアムズBMW)
2位 D.クルタード(マクラーレン・メルセデス)
3位 R.バリケロ(フェラーリ)
4位 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
5位 J.トゥルーリ(ジョーダン・ホンダ)
6位 H-H.フレンツェン(ジョーダン・ホンダ)
7位 N.ハイドフェルド(ザウバー・ペトロナス)
8位 O.パニス(BARホンダ)
9位 J.アレジ(プロスト・エイサー)
10位 E.ベルノルディ(アロウズ・アジアテック)

■4戦終了時のドライバーズランキング(上位5名)
1位 M.シューマッハー 26点
2位 D.クルタード 26点
3位 R.バリケロ 14点
4位 R.シューマッハー 12点
5位 N.ハイドフェルド 7点

■4戦終了時のコンストラクターズランキング(上位5チーム)
1位 フェラーリ 40点
2位 マクラーレン・メルセデス 30点
3位 ウィリアムズBMW 12点
4位 ジョーダン・ホンダ 10点
5位 ザウバー・ペトロナス 8点


(webCG 有吉)

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