三菱エアトレックが発表される

2001.06.21 自動車ニュース
 
 
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三菱エアトレックが発表される(6/21)

■こだわりのディメンション

2001年6月20日、三菱自動車は「次世代クロスオーバーRV」ことエアトレックを発表した。エアトレックとは、“自由に冒険的な旅をする”ことを表す造語。「ステーションワゴン」と「ミニバン」と「SUV」のイイトコ取りをした、というのが三菱の主張である。

「自由な空間と走りの創造」を開発テーマにしたエアトレックは、ランサーセディアワゴンをベースに、車高を上げ、SUV風の外観を与えた5ドアモデル。2.4、2リッター、2種類のエンジンが用意され、駆動方式は、それぞれにFFと4WDがある。トランスミッションは、いずれもスポーツモード付き4段ATが組み合わされる。
「オンロードからオフロードまで楽しめる自由な走り」(三菱)を実現するため、四駆モデルに、ランサーエボリューションゆずりのフルタイム4WDシステムを備えるのがジマンだ。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4410×1750×1550mm。ホイールベースは、セディアワゴンより25mm長い2625mm。延長分は、主にリアシートの足もとスペースに配分された。「立体駐車場にも対応可能な」全高、「十分な悪路走破性を得るために、最低地上を195mmとたっぷり確保」、さらに「自然な姿勢で無理なく乗り降りできる600mm」のヒップポイントと、エアトレックはこだわりのディメンションをもつ。ホイールは16インチだ。

■トランジティブデザイン

「スポーティななかに広々感と温もりを感じさせる高機能デザイン」をテーマにしたインテリアには、2種類が設定される。グレー基調のツートーンのインパネは共通ながら、木目調パネルを使った「ラグジュアリー」と、テラコッタ調(赤土の素焼き色)を用いた「カジュアル」である。
過去のデザインモチーフをアレンジして未来的なイメージに昇華させる「トランジティブデザイン」手法を採り、1960年代のスポーツカーを彷彿とさせるT型パネルをベースに、メーターには航空機用メーターを模した円形2眼タイプを採用。丸いエアコン吹き出し口、リング部をメッキ処理したアナログ時計などを配した。
なお、サイドウォークスルーを可能とするため、ATシフターはセンターコンソールから生えるインパネシフトである。

■170.0から230.0万円

パワーソースは、直噴「GDI」ユニットの2.4リッター直4DOHC16バルブ(139ps/5500rpm、21.1kgm/3500rpm)と2リッター直4SOHC16バルブ(126ps/5500rpm、17.6kgm/4500rpm)の2種類。前者は、平成12年基準排出ガス25%低減レベル、後者は同50%低減レベルを達成した。
オートマチックトランスミッションは、左ゲイトにシフターを移動することで、シーケンシャルシフトが可能な「INVECS-II スポーツモード4AT」。FFモデルのほか四輪駆動もカタログに載り、ランエボIVからVIで鍛えられた「センターデフ+ビスカスカプリング」式フルタイム4WDシステムを搭載する。

価格は以下の通り。
・2リッター(FF):170.0から185.0万円
・2.4リッター(FF):205.0から215.0万円
・2リッター(4WD):185.0から200.0万円
・2.4リッター(FF):220.0から230.0万円

スリーダイアモンド言うところの“スマートオールラウンダー”エアトレックは、園部孝社長(CEO)とロルフ・エクロート副社長(COO)体制になってからの、初の本格的ニューモデルである。目標販売台数は5000台/月。従来の街乗りヨンクより低い車高で使いやすく、そのうえ、車高を上げた既存の「シャコタカ」ワゴンよりはお求め安い価格で消費者にアピールするエアトレック。業績回復を図る「三菱ターンアラウンド」作戦の先陣を華々しく務めることができるか、それとも討ち死にするか。

(webCGアオキ)

●写真上:向かって右から、ロルフ・エクロート副社長、以下6月26日付けで役員に就任した、ウルリッヒ・ヴァルキャ乗用車開発・マーケティング総括本部長、貴島彰乗用車開発本部長、オリビエ・ブーレイ乗用車デザイン本部長。ヴァルキャ、ブーレイ両氏は、ともにダイムラークライスラーから送り込まれた。

 
 
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