ホンダの新型小型車フィット誕生!

2001.06.22 自動車ニュース
 
 
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ホンダの新型小型車フィット誕生!(6/22)

■パーソナルMAX

本田技研工業は、2001年6月21日に新型小型車「フィット」の発売発表会を、東京は港区六本木の全日空ホテルにて開催した。会場は500名を超えるジャーナリストと企業関係者が出席した。

フィットは、「ロゴ」の後継モデルとなる5ドアのスモールカー。新開発1.3リッター直4「i-DSI」ユニットとCVTを組み合わせ、カタログ上はリッター23kmを謳う「世界最高水準の低燃費」(プレスリリース)車である。駆動方式には、FFのほか、4WDも用意される。

開発コンセプトは、「パーソナルMAX」。「小さなサイズですべての要件をこれまでにないレベルで達成する」という、まことに高い目標が設定された。

■ULTRシート

ボディサイズは、全長×全幅×全高=3830×1675×1525mm(FFモデル)。ホイールベースは、ロゴより90mm長い2450mm。フィットは、MM(マンマキシマム/メカミニマム)思想をさらに押し進めた、新しい「グローバル・スモールプラットフォーム」を用いる最初のモデルなのである。
コンパクトなニュー1.3リッターユニットによって「超ショートノーズ」を実現して、キャビンスペースを拡大。また、従来は車体後部に置かれた燃料タンクを、なんと前席の下に収納。荷室の低床化と、より自由なシートアレンジを可能とした。気になるタンク容量は、ロゴより2リッター増しの42リッター。立派だ。

豊富なシートアレンジは、モードの頭文字をとって「ULTR SEAT(ウルトラシート)」と名づけられた。
「Utility mode」は、6:4の分割可倒式の後席背もたれを、ヘッドレストを付けたまま前に倒すと「アラ不思議」。座面が前にスライドしながら沈み込み、荷室フロアとバックレスト背面がフラットにつながり、奥行き1720mmのラゲッジスペースが出現する。
「Long mode」は、Utility modeにしたうえ、助手席をフルリクライニングさせることで、2400mmの長尺モノを積めるモード。
「Tall mode」は、リアシートの座面を、座面後部を軸に後方に跳ね上げるモード。燃料タンクがないため床が低く、室内高はオデッセイ並みの1280mm。フィットは、立体駐車上に入れられる車高ながら、「観葉植物など、高さのある重い荷物も無理なく積み降ろしできます」。
最後の「R」は、「Refresh mode」。前席のヘッドレストを抜き、バックレストをリクライニングさせて後席座面とつなげれば、「ゆったり足を伸ばして休息できます」。

■iシリーズ第2弾

フィットには、ストリームに積まれた2リッター「i-VTEC」に続き、「i」シリーズ第2弾として、1.3リッター「i-DSI」が搭載される。DSIは、「Dual & Sequential Ignition(2点位相差点火)」の略。その名の通り、コンパクトな燃焼室に2本の点火プラグを対角配置、点火タイミングをコントロールすることで、回転数と負荷状況にかかわらず、燃焼室内の混合気を一気に燃やし「少ないガソリンで高い出力を引き出すことを可能に」したエンジンだ。
従来の1.3リッターユニットより、前後長で118mm、エンジン+トランスミッションを合わせた幅で69mmコンパクト。ウェイトも7kg軽い86kgである。

アウトプットは、最高出力86ps/5700rpm、最大トルク12.1kgm/2800rpm。ロゴより20psと0.8kgm大きな出力である。「ホンダマルチマチックS」ことCVTとの組み合わせにより、10・15モード走行時の燃費23km/リッターを誇る(ロゴは18km/リッター)。これは、トヨタ・ヴィッツ1.3リッターモデル(AT車)の、実に約1.4倍の数値となる。
エミッションに関しては、HC(炭化水素)NOx(窒素酸化物)が、平成12年基準排出ガス規制値50%以下まで低減、国土交通省「優-低排出ガス」レベルを達成した。

トランスミッションは、CVTのみ。FFモデルほか、ホンダ得意の「デュアルポンプ式」を採る4WD車もラインナップされる。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット。リアは、シャシー一新を受けて、ロゴの車軸式から、半独立のトーションビーム式に変更された。

価格は以下の通り。

・「W」(FF):126.0万円
・「W」(4WD):144.0万円
・「A」(FF):114.5万円
・「A」(4WD):132.5万円
・「Y」(FF):106.5万円
・「Y」(4WD):124.5万円

リアドアから車イスの収納が可能な「フィット・アルマス」は、134.6から141.1万円。WとAの2グレード。いずれもFF/4WDを選択可能だ。

「シティ」「ロゴ」と、いまひとつ販売台数を伸ばすことのできなかった歴代ホンダコンパクト。ニューモデル、フィットは、果たして好調トヨタ・ヴィッツのライバルとなりえるのでありましょうか?

(webCGナンバ)

 
 

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