F1欧州GP、シューマッハー兄が優勝

2001.06.25 自動車ニュース
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F1欧州GP、シューマッハー兄が優勝(6/25)

F1第9戦ヨーロッパGP決勝が、2001年6月24日、ドイツのニュルブルクリンク・サーキット(4.566km)を67周して行われた。優勝は、フェラーリのミハエル・シューマッハー。ポールトゥウィンで、今季5勝目、通算49勝目をあげた。レース序盤に、2番グリッドから兄を猛追したラルフ・シューマッハー(ウィリアムズBMW)は、1回目のピットインでルール違反をおかし、10秒のペナルティストップ。結果4位でレースを終えた。

前戦カナダで史上初の兄弟1−2フィニッシュをとげたミハエル/ラルフのシューマッハー兄弟は、地元ドイツでも予選から激しい戦いを繰り広げた。23日に行われた予選では、ただひとり1分14秒台を記録したミハエルがポール奪取に成功。ラルフは0.266秒遅れで2番手につけた。
いっぽうマクラーレン・メルセデスの2台は、3列目グリッドと不調にあえいだ。チャンピオンシップでミハエル・シューマッハーに次ぐ2位のデイヴィッド・クルタードは5番手、前戦でようやく今季初の表彰台にのぼったミカ・ハッキネンは、6番手からレースにのぞむ。

快晴の決勝日。スタートでミハエルは、ラウンチコントロールにまさるといわれるラルフのウィリアムズを、ピットウォールぎりぎりまで追い込み牽制。トップを死守し、1コーナーに飛び込んだ。
ラルフは、ミシュランタイヤの特性により序盤の数周はペースがあがらかったが、10周目以降から目のさめるようなラップを立て続けに記録し、18周目には兄の真後ろまで追いついた。カナダ同様の、兄弟マッチレースが始まった。
現在F1最高のトップスピードを誇るウィリアムズBMW。そのマシンを駆るラルフだが、ストレートで差は縮まるものの、コース上でトップのミハエルを抜くまでにはなかなか至らない。

28周目、ミハエルとラルフは同時に1回目のピットストップを敢行。両者とも給油、タイヤ交換を無事に済ませたが、ラルフはコースに復帰する際、ピットロード出口の白線を踏んでしまったため、10秒のストップ/ゴーペナルティを科された。結局、ラルフは4位まで順位を落とし、優勝戦線から脱落した。

強力なライバルを失ったミハエルは、その後2回目のピット作業も無事追え、余裕の勝利を飾った。2位にはラルフのチームメイト、ルーキーのファン・パブロ・モントーヤ。自身2度目の2位入賞は、同時に2回目の完走でもある。最後のポディウムフィニッシャーは、1ストップ作戦をとったクルタード。ラルフの脱落に助けられ、苦しいレースを何とかまとめあげた。

以下、4位ラルフ・シューマッハー、5位ルーベンス・バリケロ(フェラーリ)、6位にハッキネンが入賞した。

アラン・プロストが打ち立てた最多勝利数51勝に、あと2勝と迫ったミハエルは、「ホームGPで勝つほどうれしいことはないよ」と喜びを語った。
「レース序盤は、とにかく落ち着いて走ったよ」とは、2位入賞のモントーヤ。チームボスのフランク・ウィリアムズから、完走するようキツク言われたらしく、一安心した様子だった。

BMWエンジンの活躍のいっぽう、ホンダユーザーのジョーダン、BARは下位に埋もれた。9位でフィニッシュしたBARのジャック・ヴィルヌーヴ(写真)が唯一の完走。オリヴィエ・パニス(BAR)、クラッシュの後遺症で出場が危ぶまれたハインツ-ハラルド・フレンツェン、ヤルノ・トゥルーリのジョーダンコンビは、リタイアをきっした。

チャンピオンシップでは、ポイントリーダーのミハエル・シューマッハーが合計68点とし、2位クルタードとの差を24点に広げた。コンストラクターズポイントでは、フェラーリが94点と独走状態。2位マクラーレンは41点も後ろだ。

次戦フランスGPは、わずか4日の間をおいての開催。決勝は7月1日に行われる。

(webCG 有吉)

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