服部尚貴、FNタイトルに向けテスト順調

2001.02.21 自動車ニュース
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服部尚貴、FNタイトルに向けテスト順調(2/21)

2月13日岡山県・TI英田サーキットで、昨年のフォーミュラ・ニッポン、チームランキング2位のTAME 5ZIGENがプライベートテストを行なった。小雪が舞うほどの寒さの中、午前中2時間と午後2時間の計4時間、FN2台とF3が1台、計4名が走行した。

フォーミュラ・ニッポンの5号車には、昨年アメリカCARTから里帰りした服部尚貴が、引き続きステアリングを握ることが決まっている。服部は今シーズン、チャンピオン獲得に向け、他のカテゴリーにはエントリーせずフォーミュラ・ニッポンに専念するという。テストは、用意されたメニューに沿ってこなされていたが、とにかく笑顔が絶えない、なにをするのも楽しそうだ。「わがままもいろいろ聞いてもらった、それだけにやれることはすべてやりますよ」とファーストドライバーとしてチャンピオンを狙う意気込みが言葉に現れる。そして、「今年は、本当にいい感じでここまで来た。楽しいシーズンになりそうです。早く開幕戦が来ないかなって感じですね」と言うほど、リラックスした中にも、世界を知る男のチャンピオン獲得にかける闘志が窺えた。

■5ZIGENのナンバー2は誰?
5ZIGENもまだ2人目のシートが確定していない。6号車には、午前中に昨年NOVAから参戦した山西康司が、午後からは昨年のF3ランキング2位、井出有治が今シーズンのシートを得るためにステアリングを握った。そしてもうひとり。今月5、6日にセントラルパークMINEサーキットで行なわれたNOVAのテスト。そこに突如現れたアイルランド人ドライバー、リチャード・ライアンとシートを争いを演じていた伊藤大輔がこのTIに姿を見せていた。伊藤もまだシートが決まらないのか、現場に姿を見せることで存在をアピールしているようだ。松本恵二監督が「2人目はまだ決定していない。来月のもてぎの公式テストでもう一度走らせて決める」と、まだまだ今シーズンのシート争奪戦は終わっていないようだ。

山西はまだ23歳。しかし、すでにフォーミュラ・ニッポンのトップチームを3チーム渡り歩いている。これから何が必要なのかは、自分自身一番よくわかっているようだ。

井出はシートが合わず、思うように走れなかった。実質1時間ちょっとの走行では、マシーンの状態とコースの状態をつかみきれなかった様子で悔しそうだった。

■F3は小川貴裕で決まり
F3では、小川貴裕が走り込んだ。小川は、昨年のスーパーF4シリーズで3勝を挙げてシリーズチャンピオンに。「ただただ走り込むだけです。自分のモノになってきたら、いい結果が出せると思います」と意気込みを話した。

まだまだ、シート争奪戦が続いているフォーミュラ・ニッポン。3月1日には2001年フォーミュラ・ニッポン記者発表会が東京・大手町で行なわれるが、その時点でもまだ全シートの確定はしていない可能性が高い。3月25日の開幕戦、鈴鹿サーキットのスターティンググリッドに並ぶマシーンにはどんなメンバーがそろっているのか、どんなシーズンを展開してくれるのか、今から楽しみだ。

リポート&写真=湯野 晴

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