トヨタF1が発表!

2001.03.26 自動車ニュース
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トヨタF1が発表!(3/26)

トヨタ自動車は2001年3月23日、2002年にデビューする同社初のF1マシンを仏ポールリカール・サーキットで発表、同時にシェイクダウンテストも行なった。

トヨタは2002年からF1グランプリに参戦することを決めており、これに向けて独ケルンにあるトヨタ・モータースポーツ(TMG)を中心に、シャシー、エンジン両方を独自開発を進めている。

今回の発表会には、世界中から約400人のF1関係者が集結。多くの人々が見つめる中ベールを脱いだトヨタF1(正式な車名はまだ公表されていない)は、「トヨタ・レッド」(トヨタ)と呼ばれる赤を基調に、白いラインを中央に配したカラーリングで姿をあらわした。
エンジンは、バンク角90度の3リッターV10を搭載。昨年1月から開発を始め、同年9月からベンチテストを繰り返し行なってきたものだ。

同日行なわれた初走行では、テストドライバー、ミカ・サロがコースを5周。サロは、「ここまでF1カーを作り上げてきた仲間にお礼を言いたい。今後のテストが非常に楽しみだ」とコメントを残した。

TMGは今後1年間、サロとアラン・マクニッシュにステアリングをたくし、F1グランプリが開催される全17コースのうち14コースでテストを行い、データの蓄積を行なっていくという。

関係スタッフ数400人以上、風洞実験施設を含む大規模なファクトリーを構え、万全の体制を築きつつあるトヨタF1プロジェクト。TMGのオベ・アンダーソン社長は、最初の目標を「107パーセントルール(ポールポジションタイムの107パーセント以内に入らないと予選通過できない)をクリアすること」に設定している。控えめに聞こえるコメントだが、むしろ現実的なアプローチに徹していると見るべきだろう。F1は資本を投入すれば勝てる世界ではない。昨年まで21年間チャンピオンをとれなかったフェラーリが、それを証明している。

世界第3位のメーカー、トヨタの「F1頂上作戦」は、はじまったばかりである。

(webCG 有吉/写真=トヨタ自動車)

●トヨタF1テストカー 主要諸元

トレッド 1450mm(前)1390mm(後)
ホイールベース 3120mm
全長 4620mm
重量 600kg(含むドライバー)

エンジン 90度V型10気筒 2998cc
トランスミッション 6段セミオートマチック
クラッチ Sachs製トリプルプレート
シャシー カーボンアラミド/エポキシ
サスペンション プッシュロッド型トーションバー
ブレーキ Alcon製
ブレーキディスク Carbon Industrie製
ショックアブソーバー FFT製
ホイール BBS製 13×12(前)13×13.5(後)
タイヤ ミシュランパイロット
エレクトロニック Magneti Marelli製

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