トヨタ「WiLL」第2弾は、“クールな”「VS」

2001.04.06 自動車ニュース
 
 
010406_013.gif

トヨタ「WiLL」第2弾は、“クールな”「VS」(4/6)

かつての「カローラFX」にあたるハッチバック「ランクス/アレックス」をファミリーに加え、久々に登録台数トップの座に返り咲いていき上がるカローラシリーズに、レビン/トレノの精神的後継モデルと言えばいえる5ドアハッチモデルが加わった。とはいえ、カローラの名は冠さず、異業種合同プロジェクト「WiLL」ブランドの第2弾モデルとしてデビュー。その名も、「WiLL VS」。2001年4月6日に発売された。

2000年1月17日デビューの「WiLL Vi」が、ヴィッツベースの「カワイイクルマ」だったのに対し、新型「VS」は、カローラと同じプラットフォームに、1.8リッター高出力エンジン、専用サスペンションを載せ、「男の子仕様」で登場した。

実験的ブランド「WiLL」で出す安心感からか、「理屈抜きにかっこいいスタイルをめざし」(広報資料)、内外装にはスケッチから抜け出たかのごとき奇抜なデザインを採用。中央に尖ったフロント/リア、ツリ目のヘッドランプ/リアコンビネーションランプ、後方に切れ上がるサイドラインなど、平面を組み合わせた意匠が特徴。ブラックなどダーク系のボディ色とあいまって、まるでアメリカのステルス戦闘機のようである。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4385×1720×1430(4WDは1440)mm。幅は3ナンバーサイズながらコンパクトにまとめられている。

パワーユニットは、2種類の1.8リッター直4DOHC「BEAMS」エンジンを用意。実用的な「1ZZ-FE」ユニットは、VVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を採用し、最高出力136ps/6000rpm、最大トルク17.4kgm/4200rpmを発生。いっぽうスポーツ走行向けの「2ZZ-GE」ユニットは、VVTL-i(連続可変バルブタイミングアンドリフト機構)を備え、190ps/7600rpm、18.4kgm/6800rpmと高出力をしぼりだす。

トランスミッションは「Super ECT」こと電子制御4段オートマチックのみの設定。「スポーティといえばマニュアルトランスミッション」という時代は、遠くなりにけり。ただし、「2ZZ-GE」モデルには、ステアリングのスイッチでシフトできる「スポーツステアシフトマチック」が採用される。駆動方式はFFと、ビスカスカップリング式4WDだ。

プラットフォームはカローラと同じだが、前マクファーソンストラット、後トーションビーム(4WDはダブルウィッシュボーン)のサスペンションは、よりスポーティな専用セッティングが施される。さらに6.5JJ×16の幅太アルミホイール(2WDのみ)、205/55R16のタイヤ、15インチ大径ディスクのブレーキなど、「走り」を意識したスペックとなる。

安全面では、先鋒「Vi」で採用されなかった「GOA」ボディとなったほか、EBD(電子制動力配分制御)付きABS、ブレーキアシスト、デュアルSRSエアバッグなどを標準装備。
環境面では、全車において低排出ガス車認定制度「平成12年基準排出ガス25%低減レベル」を達成したという。

価格は、FF車の「1ZZ-FE」モデルが175.0万円、同「2ZZ-GE」モデルが205.0万円、4WDは「1ZZ-FE」のみで、190.0万円。

(webCG 有吉)

 
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

WiLL VSの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • トヨタ・ヴィッツ ハイブリッドU/ヴィッツ ハイブリッド ジュエラ【試乗記】 2017.2.16 試乗記 マイナーチェンジを機にハイブリッドモデルの国内販売がスタートした、トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」。既存の小型ハイブリッド車「アクア」とは、どんな違いがあるのだろうか。かつてアクアを所有した清水草一が、その走りや乗り心地をチェックした。
  • トヨタ・プリウスPHV Aプレミアム(FF/CVT)【試乗記】 2017.3.7 試乗記 家庭で充電できる「トヨタ・プリウス」たる、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」の新型に試乗。「現在最も省エネルギーにつながるクルマ」とアピールされる、最新エコカーの実像に迫った。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
  • トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】 2017.2.21 試乗記 TNGAに基づいて開発された、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」。欧州各地での走り込みによって鍛えたというその実力を、販売台数では劣勢の1.2リッターターボモデルでテスト。ハイブリッドモデルにはない魅力とは?
  • スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)/スイフトRSt(FF/6AT)【レビュー】 2017.1.30 試乗記 スズキの世界戦略を担うBセグメントのコンパクトカー「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州仕込みの足まわりを持つ「RS」系の2グレードには、今このクラスに求められるクルマの要素がそろっていた。
ホームへ戻る