FIA、エクレストンに三下り半?

2001.04.18 自動車ニュース
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FIA、エクレストンに三下り半?(4/18)

2001年4月13日付け英国経済紙フィナンシャルタイムスによると、モータースポーツを統括する国際自動車連盟(FIA)が、F1のプロモーター、バーニー・エクレストンの持ち株会社SLECと結んだ、F1の商業権および放送権に関する契約をキャンセルする用意をしていると発表した。

SLECは、F1の興行権を一手に取り仕切っており、その株式はエクレストンが25%、ドイツのメディアグループ、キルヒ/EM.TVが残り75%を所有している。

報道によると、FIAとSLECは、2009年からむこう100年間(!)に渡る商業権のリース契約を結んでいるが、FIAの関係者の話として、SLECはこの契約金3億900万米ドルを先週木曜の期日を過ぎても払っておらず、FIAはこのことに業を煮やし、契約キャンセルを考えはじめた、としている。
いっぽうSLECの大株主であるキルヒの関係者は、「契約金は期日前日までに支払った。なぜFIAはそんなことをいうのか?」と反論。両者の意見は真っ向から対立している。

今年に入り、F1のテレビ放映権をめぐり、SLECとF1エンジンを供給する欧州自動車工業会(ACEA)の対立が激化。ACEAは独自のレースシリーズをはじめる、とまで言い出している。今回の契約打ち切り騒動により、事態が混迷の度を深めることは間違いない。

しかし、F1関係者の間では、FIAの発表は単なる「ジェスチャー」と見るむきも多い。FIAの真の狙いは、キルヒ/EM.TVの立場を弱めて、同グループが所有する株式をACEAが安価に手に入れられるようにし、一連の問題を解決することではないか、といわれている。

(webCG 有吉)

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