【スペック】全長×全幅×全高=4374×1801×1281mm/ホイールベース=2475mm/車重=1320kg/駆動方式=MR/3.4リッター水平対向6DOHC24バルブ(315ps/6700rpm、36.7kgm/4500-5800rpm)/価格=727万円(テスト車=1139万6000円)

ポルシェ・ボクスターS(MR/6MT)【試乗記】

軽くても残る、ポルシェの重み 2012.08.19 試乗記 ポルシェ・ボクスターS(MR/6MT)
……1139万6000円

7年ぶりにフルモデルチェンジされた、新型「ボクスター」が日本に上陸。オプションてんこ盛りで価格差のなくなった「911」との違いについても考えてみた。

パーフェクトな「ボクスター」

乗ったのは、ポルシェジャパンに入ったニュー「ボクスター」の試乗車第一弾、「S」のマニュアルだ。“新型”を実感したのは、走り出してすぐ、というか、止まってすぐだった。ボクスターにもアイドリング・ストップ機構が付いたのだ。エンジンがより近くにあるためか、「911」より再始動時のショックは大きい。「とりあえず停車したらアイドルストップ」という方針らしく、電圧が下がっているときは、まだ信号待ち中なのに、突然、再始動ということがよくある。そのたびにドッコイショ的な揺れを感じるのは、少し気になる。だが、このあと2日間試乗して、ネガ方面で気になったことといえば、その一点だけだった。それくらい、7年ぶりの新型はパーフェクトなボクスターである。

しかも、試乗車には400万円超のオプションが付いていた。そのうち直接“走り”に関係するのは「セラミックコンポジットブレーキ」(130万円!)や「スポーツクロノパッケージ」や「アクティブサスペンション」や「トルクベクトリング」や「20インチホイール」など、240万円ほどだが、総額1140万円といえば、「911カレラ」のMT(ただしボクスターの6段に対して、7段)が買える。それだけに、今回乗っていて、911との違いということにしばしば思いをはせた。

スタイリングのポルシェ・アイデンティティーが強いため、フト忘れがちだが、ボクスターはオープンカーである。もれなく青天井が付いてくるポルシェだ。新型のソフトトップからはついに手動ロックレバーが廃止され、作動はフルオートになった。「あ、雨だ!」と閉めれば、実測9秒32。ウサイン・ボルトより速い。

テスト車の内装はオプションの「カレラレッド」(75万3000円)。
テスト車の内装はオプションの「カレラレッド」(75万3000円)。
20インチの「カレラSホイール」(25万3000円)と「ポルシェ・セラミックコンポジットブレーキ」(129万2000円)はオプション。
20インチの「カレラSホイール」(25万3000円)と「ポルシェ・セラミックコンポジットブレーキ」(129万2000円)はオプション。

ポルシェ・ボクスターS(MR/6MT)【試乗記】の画像
ソフトトップは電動式。開閉には、9秒32(実測値)を要した。
(写真をクリックするとルーフの閉じる様子が見られます)
ソフトトップは電動式。開閉には、9秒32(実測値)を要した。(写真をクリックするとルーフの閉じる様子が見られます)

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