トヨタ「イプサム」、大きくなった2代目がデビュー

2001.05.15 自動車ニュース
 
 
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トヨタ「イプサム」、大きくなった2代目がデビュー(5/15)

トヨタ自動車は、2代目“イプー”ことミドルサイズミニバン「イプサム」の新車報道発表会を、同社のショールーム「AMLUX」(東京・池袋)にて開催した。社長の張 富士夫氏も出席、記者の質問に答えるなど、トヨタの気合が感じられる発表会であった。

「扱い易いサイズに3列シート、優れた積載性を高次元で融合させたパッケージ」「上級セダンに匹敵する操縦性・走行安定性、パワフルな走り」「ダイナミックな新世代ミニバンフォルム」と同社が謳うこのクルマ、テーマは「ミニバン、トゥモロー」。

4枚ヒンジドアの基本形態こそ受け継ぐものの、エンジン、シャシー共に世代交代を受け、ボディは3ナンバーサイズへと拡大された。
ボディサイズは、全長×全幅×全高(カッコ内は先代比)=4650(+120)×1760(+65)×1660(+40)mm、ホイールベースは2825(+90)mmだ。これにより、広い室内と、サードシート後方床下に132リッター(FF車の場合)を誇る「スーパーラゲージボックス」を実現した。

パワーユニットには、「エスティマ」「ハリアー」「クルーガーV」などに採用される2.4リッター直4DOHC「2AZ−FE」のみのラインアップ。このユニットは、VVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を搭載し、160ps/5600rpm、22.5kgm/4000rpmを発生する。

トランスミッションは、全車「superECT」と呼ばれる電子制御4段ATで、操作はコラムシフトで行なう。上級グレードの「240s」、「240u」にはステアリングから手を離さずにシフト操作可能な「ステアシフトマチック」を採用した。

足まわりには、新設計のサスペンション(フロント:マクファーソンストラット式、リヤ:トーションビーム)に加えて、ミニバン初となるロール抑止制御付き電子制御サスペンション、「H∞−TEMS」(240s、240uのみ)を採用した。

駆動方式は、FFと4WDの2種類があるが、4WDには電子制御カップリングが用いられ、スイッチ一つで2WDと4WDの切り替えが可能なので、燃費にも優しい。

GOA(衝突安全ボディ)や、ISO FIX対応のチャイルドシート固定機構、追突時に乗員の首への衝撃を緩和するシート構造などを全車に標準装備するなど、衝突安全性でも、「次世代ミニバン」を目指す。

価格は、廉価版グレード240eの204.0万円から豪華装備の240u“Gセレクション”の259.0万円(4WD車は24.0万円高)まで。

スペック上では、同社の「エスティマ」(2.4リッターの普及モデルX2.4で248.0万円)、ホンダの「オデッセイ」(2.3リッターの普及モデル タイプMで227.5万円)など競合車が多数存在するクラスへの車格の格上げだが、買う気にさせる斬新な機構もなく、先代の2リッターの実用ミニバンと言ったイメージをひきずったまま、果たしてライバルたちと対抗できるのでありましょうか?

(リポート/一部写真=難波ケンジ)

 
 

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