フォード「KAラリー」がCG会員の手に

2001.06.04 自動車ニュース
 
 
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フォード「KAラリー」がCG会員の手に(6/4)

2001年6月3日、夏を思わせる強い日差しの下、布団がほされるアパート前で時ならぬ爆音が響いた。フォードのスペシャルティベイシック「KA」の、ラリー仕様モデルが納車されたのだ。ボディサイドに大きく「FORD」と描かれたファニーフェイスの3ドアハッチは、1999年からのKA日本正式導入に合わせて製作され、各種イベントや販売店での、展示、デモンストレーションに用いられたモノ。
3月10日に開催された「CG NAVI DAY 2001」で、「フォードKAのラリー仕様車を差し上げます!」と希望者を募ったところ、300通を超える申し込みがあった。そのなかから選ばれたのが、千葉県は柏市にお住まいの佐藤善英さん(31)。トランスポーターで運ばれたKAを見て、「ホントに来ちゃいましたね!」と喜びの声をあげた。

欧州のラリーフィールドでは、いわずとしれたコリン・マクレードライブのWRカー「フォーカス」をはじめ、ピューマ、KAが活躍中。ブルーオーバルの三男坊は、入門用車両としてプライベーターたちに愛用される。
「CG NAVI DAY」の目玉プレゼントとなったKAは、日本仕様のクルマに、ヨーロッパで使われるラリー用パーツを組み込んだクルマである。フロントに4灯ライトポッド、車内にはロールケージがはりめぐらされ、フルバケットシートと6点式シートベルトが備わる。専用カムシャフトを入れた1.3リッターOHVユニットは、もちろんコンピューターチューンを受け、足まわりは車高調整付きダンパーほかで強化、OZ製14インチホイールを履く。ラリーカーらしく、LSDは機械式となる。

ラッキーな佐藤さんは、自動車専門誌『Car Graphic』の読者が集まる「CG CLUB」の会員。やはりフォードKA(2000)と、ホンダ・ビート(1991)、シトロエン2CV(86)を所有するクルマ好き。通勤は、営業車のトヨタ・ハイエースである。19歳のときから5年間ほどカートをやっていたという。「さっそくKAラリーで、福生市横田基地で開催されるジムカーナ大会に出場します」。
公道を走れない競技車両ということで、先行きが心配されたが、「喜んでいただけたうえ、ジムカーナで使ってもらえるとは」と、立ち会ったフォード商品広報グループ小杉英樹アシスタントマネージャーが胸をなでおろす。市販モデルのKAはすでに輸入が中止され「店頭在庫もない」(小杉)とのことだから、正規モノ(?)としては、これが最後の納車になろうか。

(webCGアオキ)

<写真>
(上)KAをもう1台買えるほどの改造費がかかったというKAラリー。(中)佐藤善英さん。クルマ趣味と生活を両立さえるコツをうかがったところ、「奥さんに文句を言われたら、ひたすら謝る」ことだそう。(下)内装が剥がされ、バケットシートが入れられた室内。言うまでもなく、キルスイッチが備わる。

 
 

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