第24回ダカールラリー、開催概要が発表される

2001.06.29 自動車ニュース
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第24回ダカールラリー、開催概要が発表される(6/29)

「パリダカ」の名前で知られるラリーレイド「トータル・ダカールラリー」の記者発表会が、2001年6月28日、都内のホテルで行われた。同ラリーを主催するTSO(ティエリー・サビーヌ・オーガニザシォン)のユベール・オリオール代表が直々に、今回で24回目を迎えるラリーの概要を説明した。


■2001年12月28日、フランス北部アラスからスタート

2001年の元旦にスタートした前回は、21世紀突入を記念し、3年ぶりにパリを出発地とした。今回は、フランス北部の地方都市、パドカレ県の中心となるアラスがスタート地点として選ばれた。

2001年12月26、27日に同地で車検が行われ、28日夕方に競技がスタート。一団は、29日にフランスを南下、30日にスペインでスペシャルステージを行い、アフリカはモロッコへ移動。本格的なレースが始まる。灼熱のサハラ砂漠を走り抜いた後、2002年1月13日、西アフリカ・ダカールにゴールする予定だ。なお、具体的な走行ルートなど詳細は、まだ発表されていない。

■スポーツ性の重視

今回、競技者の力量に重きを置く試みとして、「スーパーマラソンステージ」を導入。さらに、GPS(グローバルポジショニングシステム)の利用を制限したステージを拡大し、よりスポーツ性を重視した。

「スーパーマラソンステージ」とは、2日連続で約1500kmを走破する競技のこと。通常より長い距離を走らなければならず、競技者、マシンにとって厳しいステージとなることは間違いない。また、位置情報を得るGPSの利用を制限することで、機械に頼ることなく、ドライバー/ライダー自身の力が問われることになった。

■アマチュアリズムへの回帰

会見の席上、オリール代表は、これからのパリダカールの方向性について、「アマチュア選手を中心としたイベントを目指す」と言い切った。

その具体策として、アマチュア選手に限ったエントリーフィーの割引、完走したアマチュア選手への賞の設定、またメディアへ積極的な紹介を働きかけるなど、アマチュアドライバー/ライダーへの特典を設けた。


「冒険への扉を叩くのは君だ! のぞむなら、連れて行こう」。フランス人、ティエリー・サビーヌは、こういって人々の冒険心に火をつけ、1978年にパリダカールラリーを始めた。
当初、アマチュア選手を中心とした“手作りイベント”だったが、80年代後半から90年代前半にかけて、ポルシェやプジョー/シトロエン、三菱など、大メーカーが出場する大規模なラリーへと成長。メディアもこぞって取り上げ、世界中にパリダカのニュースが配信された。しかし昨今は、各メーカーがかつてほど力を注がなくなり、メディアへの露出度も減少した。

TSOが示す「アマチュアリズムへの回帰」は、大メーカーによる“バブル景気”の反省を踏まえてのこと。ほんの一握りのワークスドライバー/ライダーが激突している時にも、ラリーを支えていたのはアマチュア=一般選手なのだ。このことは、第1回大会から12回出場したオリオールが、一番よく分かっているはずだ。

(webCG 有吉)


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