トヨタF1、メインスポンサーは「パナソニック」

2001.07.04 自動車ニュース
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トヨタF1、メインスポンサーは「パナソニック」(7/4)

トヨタ自動車と松下電器産業は2001年7月3日、都内のホテルで記者会見し、松下がトヨタF1チームのタイトルスポンサーとなることで合意し、トヨタモータースポーツ有限会社 (TMG) を含めた3社で、契約を締結したと発表した。

契約期間は、トヨタがF1に参戦する2002年から06年末までの5年間。松下は、「パナソニック」ブランドでスポンサードする。チーム名は、「パナソニック・トヨタ・レーシング」。マシンのカラーリングは、トヨタのイメージカラーである赤と白を基調に、リアウイングとサイドポッドに青い「Panasonic」のロゴを配したものとなる。なお、契約金の額は発表されていないが、一説には数十億円程度といわれている。

トヨタと松下は、「1953年にカーラジオ用の雑音防止機で取引して以来」(松下電器 中村邦夫社長)の仲。トヨタのハイブリッドカーのバッテリーを共同開発するなど、両社の関係は半世紀にわたって継続されてきた。

「私から、松下さんに(スポンサーの)話をもちかけました」とは、トヨタ自動車の張富士夫社長。トヨタは、「強いブランド力のある企業」(張社長)として、松下を選んだ。
いっぽう松下の狙いは、世界市場でのブランドイメージの浸透。特にF1レースの本場であるヨーロッパでのイメージ向上に期待している、と中村社長は説明した。

また、松下のもつエレクトロニクス技術を、F1で試すことも考えられている。トヨタの斉藤明彦副社長は、「ピットとマシン、あるいはサーキットと工場を結ぶ通信などで協力できたらいい」とコメント。具体的なことは決まっていないというが、資金面のみならず、通信や電子部品など技術面での協力関係も視野に入れていることを明らかにした。
さらに両社は、F1以外にも、ITS(Intelligent Transportation Systems:高度道路交通システム)などの事業協力を深めていく方針という。

トヨタF1は、トヨタと松下という日本を代表する巨大企業が手を組んだことで、ナショナルチームとしての様相を呈してきたといえる。

なお、この記者会見の模様は、松下のインターネットサービス「Panasonic HiHo」のブロードバンド対応大容量動画コンテンツとして、2001年7月3日21時から8月2日まで、動画配信される。

(webCG 有吉)

HiHo Media-TV:
http://media-tv.hi-ho.ne.jp/f1/

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